【女と男の隔たり】挿入手前までの関係:前編

 そして、その日から2日後、やっと真央からのラインが届いた。


「来週の月曜日なら会えそうです」


 そのラインに僕はすぐさま返信をする。


「その日は俺も大丈夫だよ。そしたら会おうか」


 少し時間をおいて真央から返信が来た。


「うん。じゃあ、その日でお願いします。場所は〇〇駅でいいかな?」


 真央が指定してきたのは、神奈川のとある駅だった。そこは真央の最寄り駅だった。


「うん、大丈夫だよ」


 真央がどのような意図で自分の最寄り駅を指定したのかわからないけど、セックスができるのであればどこだって行ける。

 そして、僕は一番重要な問題を、何事もないようにさらっと送った。


「その駅にもホテルあるもんね。真央とホテルでゆっくりできるの楽しみにしている」


 真央が実家暮らしなのか、一人暮らしなのか僕は知らない。

 真央の家に行けるのかもしれないという期待を抱きながらも、やはりセックスの確証が欲しい。だから僕は「ホテル」という言葉を真央に送ったのだ。

 すると、真央からこう返信があった。


「私もホテルでゆっくりできるの楽しみにしてるね」


 セックスをする瞬間よりも、セックスの確約を得れたときの方がテンションが上がる。それは相手がどんな人だろうと変わらない。


「ありがとう。そしたら前日にまた連絡するね」


 そう返信をして、僕はラインを閉じた。そして、ベッドに寝転がる。

 真央とセックスができる。

 赤のロングワンピースを着ていた真央。目をつぶると、その赤色のシルエットだけが鮮明に浮かび上がる。

 僕は浮かび上がったその女性とのセックスを妄想しながら、深い眠りについた。

※続きは8/30に掲載予定

(文=隔たり)

men's Pick Up

人気コンテンツ関連トピック