ヘコヘコヘコ…
色んな角度を試しながら腰を振る。しかし、彼女のアヘ声が止まってしまった。やはり中だけの感触だと冷めてしまうのかもしれない。
ピストンを止め、チンピクで内部を攻撃してみたがそれも駄目だった。
作戦変更して、ピストンしながらクリトリスを右手の親指でコネくり回す。
同時に左手でナオちゃんの乳首を優しくつまんで刺激を送る。
この体勢はとてもしんどい。ひざと腰に負担がかかるので、長時間行うことはできない。
しかし、コロナ禍の自粛期間で体幹を鍛えていた筆者は10分近く続けることができた。 以前は数分もすればギブアップしていたので、かなりの成長と言えるだろう。
そんな苦労のかいがあって、挿入でもなんとかナオちゃんをエクスタシーに導くことに成功。
この辺りが潮時だろう。まだ腰を振ることも可能だったが、中派ではない彼女のマンコに過度な負担はかけたくなかったのだ。
ガシッ!
上半身を密着させてナオちゃんを抱きしめる。そして、ディープキスしながら高速ピストンを開始。
ふぅ。
数分ほどラストスパートを続け、射精することに成功。しばし余韻を味わってから、チンコを引き抜く。
ガバっ!
チンコを引き抜くのと同時にクンニの体勢に移行して、お掃除クンニを開始した。
これはピストンの最中に思いついたものだ。
どうしてもナオちゃんと再会したかったので、何らかの爪痕を残したかったのである。
「えっ?」
突然始まったクンニに驚くナオちゃん。
「俺のチンチンを気持ち良くしてくれたお礼がしたいんだ。ペロペロ舐めて綺麗にするね」
「エエっ、は、恥ずかしいです!!」
「お願い! 言葉だけじゃなくて、態度でも感謝を伝えたいんだ」
「は、はい…」
こうしてお掃除クンニを行うこと10分が経過。ここでまたもやナオちゃんがエクスタシーに達してくれた。
ここまでヤれば、彼女の記憶の中に俺という存在を刻み付けられたはずだ。
滅多にお掃除クンニしない筆者だが、気に入ったコには出来るだけするようにしている。「即クンニ」、「アナル舐め」、「お掃除クンニ」は筆者の切り札なのだ。
その後まったりしながら感想を語り合い、帰り支度を始める。その最中にLINEの交換にも成功し、再会を約束する。
ホテルを出た後、駅まで送っていきデート終了となった。
ナオちゃんは8月から1カ月近く地方の実家に戻るとのことだったので、次回のデートが実現してもそれは9月以降になってしまいそうだ。
その時までナオちゃんが筆者のことを覚えていてくれるだろうか?
切り札の「即クンニ」、「アナル舐め」、「お掃除クンニ」のうち、ひとつしか披露しなかったことが悔やまれる。すべての切り札を切っていれば、まず忘れられることはなかっただろう。
2回目のデートが実現するか否かまだ分からないが、もしその機会に恵まれたら全ての切り札を切るつもりなのである。
(文=所沢ショーイチ)