約束の時間は18時30分。平日だったので、レイちゃんの仕事帰りに会おうということになっていた。
早めに到着した筆者は、この時点で股間がギンギンになっていた。
今日は生ハメできるかも?
レイちゃんと生ハメを約束したわけではなかった。しかし、こちらの誘導しだいでヤれる可能性はあるはずだ。
どのような流れで生ハメを切り出そうか? あれこれ思案していると、レイちゃんが現れた。
「こんばんは、レイちゃん」
「あ、ショーイチさん。今日もありがとうございます」
「お礼を言うのはこっちの方だよ。また会ってくれてありがとうね」
「先週会ったばかりなのに、迷惑じゃありませんでしたか?」
「んなことないって! 今日会うって約束してから、ずっと楽しみにしていたんだよ」
「わ、私もです。今日はずっとショーイチさんのことばかり考えていて…」
「そんなんでお仕事大丈夫だったの?」
「は、はい。そこはなんとか」
「それなら良かった。じゃ、向かおうか?」
「はい!」
池袋駅北口からホテル街に向かって歩き始める。
前回の待ち合わせの際は、ガチガチに緊張していたレイちゃん。しかし、今回は2度目ということでかなりリラックスしているようだった。
この調子なら、前回以上にラブラブな濃厚エッチを楽しめそうだと確信した。
歩きながらおしゃべりを再開する。
「昨日はよく眠れたかな?」
「い、いいえ。こうやってお会いすることを考えてたら、ドキドキしちゃって…」
「俺もだよ! 遠足の前の日みたいにドキドキしてたんだ。すっごく楽しみにしてたんだよ」
「ほ、本当ですか?」
後ろに人が歩いていないことをチラ見で確認してから、足を止める。そしてレイちゃんに向き直って告げる。
「本当だよ。俺の顔を見て。とても嬉しそうな顔してるでしょ?」
「は、はい」
「だから、今日もふたりでたくさん愛し合おうね」
「はい!」
少しばかり芝居がかってしまったが、上手くいったようだ。
会話の中に“愛し合おうね”というフレーズを入れたが、レイちゃんの顔に嫌悪の感情は見られなかった。
クックック! この感じなら、生ハメできる可能性もかなりあるんじゃネ!?
歩みを再開しながら、内心ほくそ笑む筆者。間違いなく悪人ヅラしていただろうから、こんな顔は女性に見せられない。
その後、無難な世間話をしながらホテルに到着。前回のデートで利用したところと同じホテルだ。
辛うじて空室がひとつだけあったので、無事にチェックインすることができた。
室内でふたりきりとなったところで、会話をエロ方向に切り替えることにした。