ふぅ。
こちらが射精した数秒後、無事にカスミちゃんも頂点に達してくれたようだ。
その後、たっぷりと余韻を味わってから帰り支度を始めることとなった。
「大丈夫? 普通に歩けそうかな?」
「え?」
「今日はこの前よりずっと筋肉使ったでしょ?」
「そ、そうですね。でも、大丈夫そうです」
「それなら良かった。今日もちゃんと駅まで送っていくからね」
「はい。ありがとうございます」
「また今日みたいに誘ってくれるかな?」
「え?」
「数日前に誘ってくれるのも大歓迎だし、今からシたいって急に誘ってくれるのも大歓迎だよ」
「ほ、本当ですか?」
「うん。他の用事を全部キャンセルするから、いつでも気軽に連絡してね」
「はい。それじゃあお言葉に甘えますね」
ホテルを出てから彼女を駅の改札口付近まで送っていき、無事にデート終了となった。
その後、カスミちゃんとは2回ほどデートを重ねた。
しかし、残念ながらパタっと連絡が途絶えてしまいそのまま自然消滅となってしまったのだ。
今から思い返すと実に惜しいことをした。セックスの相性も良かったので、少なくともあと数百回はハメたかったものである。
だが、こうした関係の終わりというのは新陳代謝みたいなものだ。終わるからこそ、新しい出会いの機会が増えるというもの。
これから先も新陳代謝を次々に繰り返し、いつまでもセックスを満喫したいなぁ。
(文=所沢ショーイチ)