ピタっ!
突然手マンの動きを止める。このまま続けていたら、手マンで昇天させていたかもしれない。
そして、内部を刺激しないよう静かに中指を引き抜く。
モモカちゃんは愛撫が急に止まったことでキョトンとしていた。何か言いたそうだったが、こちらが先手を取った。
「も、もう限界だよ。お願いだから入れさせて」
「え? あ、はい」
ピコン!
ここで閃いてしまった。
キツネ顔の彼女と正常位でハメるのは少しばかり難易度が高い。そこで後ろから入れようと思ったのだが、あえて立ちバックを提案してみることにした。
「ね、後ろから入れたいな」
「は、はい。いいですよ」
「どうせなら立ったままバックで入れてみない?」
「え?」
「もしかしてしたことない?」
「はい。ありません」
「じゃあ、試してみようよ。ベッドから降りて壁に向かって立ってごらん」
こちらの指示に素直に従うモモカちゃん。
「そう、上半身を前に倒して壁に手をついて」
「こ、こうですか?」
「うん。その状態で肩幅くらいに足を開いてみて」
「は、はい」
「うん。それでOK。ちゃんとコンドームを着けたから、入れるね」
モモカちゃんの背後からチンポを挿入する。モモカちゃんの身長は165センチ前後だったので、こちらはほぼ屈まずに入れることができた。
ふっ、思った通りだ!!
肩幅に足を開かせたので、マンコの締まりがそこまでキツくない。これなら早漏を避けられそうだ。
根元まで挿入してから動きを停止。マンコ内部がチンコの固さに慣れるのを待つ。
そして頃合いを見計らってからモモカちゃんに伝える。
「最初はモモカちゃんの好きなように動いてごらん」
「ど、どうすればいいんですか?」
初めての体位なので勝手が分からないのだろう。
「チンチンが外れない程度に前や後ろに腰を動かしてごらん」
「わ、分かりました」
恐る恐るといった感じで腰を動かし始めるモモカちゃん。
「そう、その調子だよ。次は円を描くように腰を動かしてみて」
「は、はい」
「うん。とっても上手だよ。今度は好きなように動いてみて。モモカちゃんが一番気持ち良くなる角度を探してよ」
彼女が動いている間、筆者も肩幅程度に足を開き、腕組みをしていた。まさに“仁王立ち”だ。挿入してから一度も腰を振っていないので、体力は有り余っている。
腕組したまま彼女の様子を上から眺める。普段はMっ気の強い筆者だが、このシチュエーションだとMっ気が鳴りを潜め、Sっ気が疼いてくる。
5分近く経過しても射精の前兆が訪れない。まだまだ楽しめそうだったが、これ以上この体位を続けていたらモモカちゃんの体力が持たないだろう。
「じゃ、今度は俺が動くね」
「は、はい」
「チンチンが外れないよう、お尻を俺のほうに向かって突き出しておいてね」
そう声をかけてから上半身を前に倒す。