「こんばんは。リナちゃんだよね?」
「あ、はいぃ」
「さっき約束させてもらったショーイチだよ」
「は、はい。き、今日はよろしくお願いします」
人見知りのせいなのだろうか? 目が泳ぎっぱなしで、こちらと目を合わせようとしてくれない。
嫌な予感はしたものの、目の前に立っているのは筆者が何よりも大好きな“ヤらせてくれる女性”だ。
それにリナちゃんはブスでもデブでもない。このレベルなら、出会える系サイト遊びの中ではアタリの部類と言っても構わないだろう。
ゆっくりと彼女の緊張を解きほぐしてあげたくなったが、周囲の視線がますます気になってしまった。
傍から見たら、筆者が無理筋なナンパをして彼女を困らせているように見えるかもしれない。とりあえずこの場を離れるべきだろう。
「ここで立ち話もなんだから、とりあえず歩きながら話そうか?」
「は、はい」
彼女の歩調にあわせ、ゆっくりとした足取りでホテル街を目指すこととなった。
「大丈夫? 緊張しているのかな?」
「え? あ、は、はい?」
「緊張してるの?」
「え、き、緊張? は、はい。き、緊張してます」
「無理しなくていいよ。俺が嫌だったら、ここでごめんなさいしてもいいんだからね」
リナちゃんが聞き取りやすいよう、いつもよりゆったりした優しい口調で話しかける。
「へ、平気です。い、嫌じゃないです」
「でも、さっきから俺の顔を見てないよね? 俺の顔、そんなに怖いかな?」
「そ、そうじゃないんです。ほ、本当に、ひ、人見知りで…」
「うん。わかったよ。無理しなくていいよ。そのまま緊張していても構わないからね」
「は、はい。あ、あ、ありがとうございます」
ここまで来たら焦っても意味がない。室温で氷が溶けるのを待つような気分で、今日のデートが持久戦になっても大丈夫なように切り替える。
こういう女性には畳みかけるように話しかけても失敗するだけだ。しかし、こちらが黙っていたままでは、相手に不必要な心配をかけてしまうもの。
言葉少なめにポツポツと会話しながら歩き、ラブホテルに到着。
部屋でふたりきりとなっても、リナちゃんはうつむきっぱなしでこちらの顔を見ようともしない。
まあ、仕方あるまい。チンコを出し入れするだけの相手なのだから、多くの物を望んでもむなしいだけだ。
ベッドインする前にエッチな会話で盛り上げるのがトコショー流だが、それすらも割愛することにした。
ペットボトルのお茶で喉を潤してもらってから、リナちゃんをシャワーに促す。そして入れ替わりで筆者もシャワーを浴び、準備を終える。
筆者は、明るい室内でエッチするのが好きだ。しかし、この時は率先して室内の照明を暗くした。
ここまでの彼女の挙動を観察した結果、そうすべきだと判断したのだ。
「それじゃあ、ゆっくり始めるね」
「は、はい」
「嫌なことがあったら我慢しないでね」
「え?」
「リナちゃんの嫌がることはしたくないから、痛かったり嫌だったりしたらすぐに教えてね」
「は、はい」
「絶対に怒ったりしないから、安心して」
「わ、わ、分かりました」
軽めのキスからスタート。舌を入れるべきか否か迷ったが、ソフトなキスで終えることにした。
リナちゃんの反応を見て、キスがあまり好きではないと感じたからだ。
お次はオッパイ愛撫。
スレンダー体型に相応しい微乳だ。かろうじて膨らんでいる程度で、Aカップ未満かもしれなかった。
これも想定の範囲内だったのでガッカリはしない。痛みを与えないよう手の平で乳房と思しき膨らみを撫でるように触ってみる。