「後ろからしてあげられなくてゴメンね」
「本当に大丈夫です。気にしないでください」
「後ろからするのは2回目のデートの時に実現させてね」
「え?」
「さっきも言ったけど、もし2度目があったら、もっと時間をかけて愛し合いたいな」
「はい。その時は私にもペロペロさせてくださいね」
「うん! 楽しみにしてるよ」
そのまま20分近くまどろんでから帰り支度を始める。
それまではtwitterのDM経由でやりとりをしていたが、ここでLINEのIDを交換することに。
「これからはいつでもLINEしていいからね」
「はい」
「本当にいつでも大丈夫だから、また上京する時は教えてね」
「もちろんです!」
その後、駅の改札口まで彼女を送っていきデート終了となった。
その日の夜。筆者のほうからお礼のLINEを送ることにした。
「2度目のデートでは2回戦。3度目のデートでは3回戦。4度目のデートでは…。こんな風に会うたびに愛し合う回数を増やしたいよ。次に会える日をずっと楽しみにしているね」
こんなメッセージを送ると、1分もしないうちに返信が届いた。
「私も楽しみです♪ 来月もまた遊びに来ていいですか?」
もちろんだよと即答したのは言うまでもないだろう。
今から再会が楽しみで仕方がない。でも、約束を守れるかどうか不安だ。2度目のデートなのに3回戦4回戦と求めてしまいそうな筆者なのであった。
(文=所沢ショーイチ)