「今日はアイリちゃんってムラムラしてるんでしょ?」
「は、恥ずかしいけど、そ、そうです」
「そういうことってよくあるの?」
「さ、サイトにも書いたように、生理前だと欲求が高まっちゃうんです」
「じゃあ、その度にこういう風に遊んでるの?」
「い、いいえ。こうやって実際にお会いするのは今日が2回目なんです」
「そうなんだぁ。じゃあ、普段はどうやってムラムラを処理してるの?」
「そ、そんなこと聞くんですか?」
「言ったでしょ? 俺ってスケベだって。あ! でも、無理に答えなくてもいいよ」
「そ、そうですね。でも正直に言います。じ、自分でしてます」
「そうだよね。俺もそうしてるんだ。でも、ひとりでしてるとむなしくなったりするよね?」
「は、はい。もうずっと彼氏もいないので…」
その体型じゃそうだろうなぁ、と思ったが口には出さない。
かといって嘘をつきたくなかったので、話題を変えることにした。
「ちなみに、アイリちゃんは外派? それとも中派?」
「え? な、何がですか?」
「どうやってイクことが多いのかな? クリトリスで? それともオマンコの中で?」
普段の筆者ならこんなストレートな聞き方はしない。もう少しオブラートに包んで聞くようにしている。
しかし、二度目のデートがなさそうなアイリちゃんだったので遠慮なくズケズケ聞くことにした。
「そ、外派です」
「そうかぁ、クリちゃんが感じるんだ」
「は、はい」
「中でイッたことはないの?」
「な、ないんです。いつも気持ちいいなぁって思うんですけど、それで終わっちゃって…」
「そういう女性って多いよね。別に変なことじゃないから恥ずかしがることないと思うよ」
「そ、そうなんですか。ショーイチさんって詳しいんですね」
「うん。スケベの塊みたいなものだからね」
「フフ、だんだんそう見えてきました」
「でしょ? あ! ちょっとヒいちゃったかな?」
「い、いいえ! ただ、こんな風に明るくエッチな事を話すのが初めてなので、ちょっと恥ずかしいです」
「なに言ってるの? 今から裸になってエッチするんだから、こんな会話くらいで恥ずかしがってちゃダメだよ」
「そ、それもそうですね」
この会話の最中、筆者はずっと彼女の口元を見ていた。
目を見つめたら相手が緊張するだろうし、かといってそっぽを向くわけにもいかない。
そしてデブ体型にもあまり視線が向かないよう注意していたのだ。
「そ、そんなに見られると緊張しちゃいます」
そんな筆者の視線に耐えられなくなったのか、急にうつむいてしまったアイリちゃん。
「ご、ごめん。早くエッチしたくなっちゃってさ」
「え?」
「ね、そろそろシャワー浴びてきて」
「は、はい」
筆者は窓際に向かい、少しだけ窓を開ける。
「じゃ、俺はここで一服しながらのんびり待ってるね」
そう告げて窓の方に顔を向ける。