ほほぅ、性欲のヤリ場に困った巨乳OLの募集か。この書き込みからは業者臭を感じなかったので、さっそくアタックすることにした。
もちろん、Gカップというオッパイが狙いなのは言うまでもないだろう。
———————–
初めまして、アイリさん。
都内の会社員、ショーイチ・39歳です。
さきほどアイリさんの書き込みを見ました。
私もちょうどムラムラしていたので、アイリさんと楽しい時間を過ごしたいです。
今日はずっとヒマしてるので、5分後でも数時間後でも待ち合わせできます!
あ!
お返事をもらえたら、私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、検討してもらえたら嬉しいです。
では!
———————–
こんなファーストメールをポチっと送信。
ちなみに、昨年までは自分の年齢を38歳と記載していた。しかし、現在は39歳と記載している。
これは、筆者の実年齢から12を減らした数値。突然干支を尋ねられてもサラっと言えるようにするのが狙いだ。
年上好きの女性は多いが、さすがに自分の父親より年上の男性には抵抗を感じるだろう。そこで、いつも12歳ほどサバを読んでいるのである。
顔面偏差値が極めて低い筆者だが、童顔のおかげでこの偽装工作を疑われることはまずないのだった。
彼女にメールを送信してから5分ほどで返信が届いた。
そこから数回のメール交換を経て、あっさりと約束が成立。
待ち合わせ場所は新宿アルタ前。自宅からバスで新宿に向かい、約束の3分ほど前に到着した筆者。
すると、あらかじめメールで伝えられていた通りの服装をした女性が立っているのを発見した。
ぐ、ぐぬぬぬぬッ!
遠目からも分かるおデブちゃんだった。「顔もスタイルも自信ありません」という一文は謙遜だろうとタカをくくっていたのだが、まさにその通り。
しかし、彼女は嘘をついておらず、悪意はなかったはず。
Gカップという言葉の響きに目が眩み、筆者が勝手にセクシー巨乳ちゃんを想像していただけなのだ。
目を凝らしながらゆっくりと近づいて、さらに吟味する。
身長は165センチくらいだろうか? 推定体重は60キロ台半ばといった感じで、下手すれば筆者よりも重そうだ。
こちらより軽ければ“おデブちゃん”と呼んでいただろう。だが、明らかにこちらの体重より重そうな場合は“デブ”とさげすんでしまう。
もちろん心の中でそう思うだけにしておき、顔には出さないよう注意する。
デブだろうが不細工だろうが、タダマンさせてくれる女性は大切に扱わねばなるまい。
さらに歩を進めると、アイリちゃんの顔の造りがよく見えてきた。