――仕事の現場でも変わった？
高橋：今回はロケ地が沖縄だったんですけど、毎晩のようにスタッフさんと飲んだりして。SNSに楽しそうにお酒を飲んでいる姿をアップしたりもできるようになって。そういうことは今まであんまりできなかったんですよ。「ちゃんとしなきゃ」って気持ちが強くて。
ファンの方たちが好きでいてくれる「王道グラビアアイドルのイメージ」を維持しなきゃと思っていたし、仕事関係の場であんまり酔っちゃダメだとも思っていて。だから、昔は一杯だけ飲んで、あとはジュースみたいな。今はいい意味で全部の現場でリラックスしていられますね。
――自然体を出せるようになったんですね。何かきっかけがあったんでしょうか？
高橋：大きなきっかけになったのはコント舞台でした。その時、我を捨てるような気持ちで物スゴイ変顔をしたりとか、とんでもない下ネタのセリフを言ったりしたんです。それでもファンの人たちが離れないでいてくれたから、「アイドルの王道」みたいなイメージに自分を合わせなくても、嫌われることはないんだって思って。それからすごく楽になってリラックスできるようになりました。
――きっとファンは素顔の高橋さんも大好きだと思います！ DVDの内容ともリンクしますが、最近は年下を可愛がる「お姉さん」の一面も出てきましたね。
高橋：舞台とかでいろんな現場に行くようになったんですけど、周りの女の子も男の子も年下が多くて、最近は年下の扱いに慣れてきたかも。それまでは友達も先輩が多かったんですけど、今は共演者の10代の女の子に「わー、可愛い～！」ってできるようになって。そうできるようになったのは猫ちゃんを飼った影響もあるかな…？
――ファンの方にもおなじみの愛猫「大福」ちゃんですね。猫ちゃんを飼うと精神的にも変わる？
高橋：変わりますね。親になった気分で、母性がすごく強まります。自由気ままで人間に干渉しない子もいるから、猫ちゃんの性格にもよるとは思うんですけど、大福ちゃんはすっごく甘えん坊なので。朝なんかも、ベッドに自分がいるスペースがないと「どいて～！」って感じでニャーニャー鳴きながら横に来て、私が起きて「おいで」ってすると膝に乗ってきて…本当に可愛いです。
――大福ちゃんにメロメロですね。ただ、よく「女性が猫を飼うと恋人をつくらなくなる」なんて言いますが…。
高橋：そうですね～（笑）。でも、もう本当になんか大福ちゃんが恋人みたいな感じです。それに今は仕事がすっごく楽しいので、恋愛はまだしばらくはいいかな。
――その言葉、ファンは一安心だと思います！ それでは今後の抱負を聞かせてください。
高橋：グラビアは続けていきたいですね。これからは今の年齢の私に求められるものに応えていけたらなって。お芝居を観た人から「え、グラビアだとこんな感じなんだ」って驚いてもらえるのも嬉しいです。
舞台もすごく楽しいですし、グラビアで写真を撮られるのは大好きでDVDも出していきたいですし、バラエティで自由に話すのも好きです。グラビア活動を中心にいろんなことに挑戦できたらと思っていますので、こんな私ですが、これからも仲良くしてもらえたら嬉しいのでよろしくお願いします！
端正なルックスや「やわふわ」のHカップボディの魅力はそのままに、自然体の魅力と色っぽいお姉さんとしての一面を開花させた凛ちゃん。大人の色気を爆発させた最新イメージの好評ぶりを見る限り、このアップデートは大成功といえそうである。改名後に活動の場を広げてパワーアップし、さらに輝きを増している彼女は今後もグラビアを軸に女優業やバラエティなど幅広い分野で活躍してくれそうだ。
（取材・文＝斉木順）
