このY子ちゃんに返信する前に、まずは彼女のアカウントを確認してみることにした。
すると、アカウントを作ったばかりのようでつぶやきはゼロ。フォローもフォロワー数もゼロだった。つまり、筆者に連絡するためだけに作った捨てアカウントというやつだ。
アイコンもデフォルト状態のままなので、容姿もまったく不明だ。
しかし、“生きとし生ける全ての女性は俺のセフレ候補”という信念があるので、全力でY子ちゃんの相談に乗ってあげることにした。
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初めまして、Y子さん。
メッセージありがとう。そして、いつも私のコラムを読んでくれて感謝です!
私に相談したということは相当お困りなんでしょう。
勇気を出して連絡してくれたY子さんのお気持ちに応えたいです!!
でも、“エッチが上手になりたい”だけでは上手にアドバイスできません。
もう少し詳しく教えてもらえますか?
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Y子ちゃんのメッセージが届いてから5分後には返信を終えた。夜だったがこれだけ早く返信したのですぐに返事が来るだろう。
どんな相談内容なのかワクワクしながら待ったが、一向に返事が来ない。
これはもしかして冷やかしだったのか? ちょっとだけ不貞腐れてしまった。
そして、半日ほど経ってから返信が届いた。
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ごめんなさい。ショーイチさん。
こんなに早く返信を貰えると思っていなかったので、メッセージに気づきませんでした。
具体的に言うのは恥ずかしいのですが、今までフェラチオが下手だと何度も言われています。
そのせいかお付き合いしてもあまり続かないことが多くて。
そこで思い切って相談させてもらいました。
難しいかもしれませんが、コツだけでも教えていただけますか?
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残念ながら「ショーイチさんとシたい」ではなく、アドバイスだけを求めているタイプのようだ。だが、女性読者の気持ちを無視することはできない。
フェラチオのコツを言葉だけで伝えるのは相当難しいものだ。筆者なりの上手なフェラチオのポイントをまとめてメッセージで返信する。すると、数時間ほどで返信が届いた。
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ありがとうございます。
こんなに丁寧に教えてもらえるとは思っていませんでした。
思い切って言いますね。
ショーイチさん相手に実践をお願いしたいのですがどうでしょうか?
もしお相手いただけるなら、私の画像を送ります。
色々とお忙しいでしょうが検討してもらたら嬉しいです。
Y子
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クックックック…。
ずいぶんと遠回りしたお誘いだったわけだ。まぁ、いきなり「ショーイチさんとシたい」と正直に伝えることに抵抗があったのだろう。
鼻の下を思いっきり伸ばしながら「もちろん大歓迎ですよ」と返信する。そして、それから数時間経ってY子ちゃんから写真付きのメッセージが届いた。