「ね、アイミちゃん」
「はい」
「今日は念のためコンドームを着けるからね」
「あ、はい」
「もちろん痛いのも汚いこともしないから安心してね」
「あ、ありがとうございます」
何も紳士ぶってコンドームの着用を提案したわけではない。
もしこのアイミちゃんから1カ月後に「生理が来ません」なんて連絡が来たら人生が詰んでしまう。相手が可愛いコなら別だが、この女性相手にリスクを背負いたくなかったのだ。
まずアイミちゃんがシャワーを浴び、入れ替わりでシャワーを浴びる。
そして室内の照明をできるだけ暗くしてからベッドインすることとなった。
「ね、まずは俺のチンチンをたくさんペロペロしてくれるかな?」
いきなりフェラチオするようお願いしてみた。
いつもなら絶対に言わないセリフだが、相手の容姿に合わせて態度をコロコロと変えるのがトコショー流なのである。
相手の返答を待たずにベッドの上で大の字となる。
アイミちゃんもすぐにこちらの意図を汲んでフェラチオを始めてくれた。
「うん、そこ。もっと舌を左右に動かしてみて」
「こ、こうですか?」
「ちょっと違うかな。強く舌を当てると痛くなっちゃうから、軽く添えるような感じでやってごらん」
「は、はい」
風俗嬢にフェラチオ講習するノリでアレコレ指示を出す。
きっとこの経験は彼女の役に立つはず。容姿に劣る彼女なので、武器はひとつでも多いほうがいいだろう。
「じゃあ、次はタマタマを舐めて」
「は、はい」
「そんな弱くなくていいよ。もう少し強く舐めても痛くならないからさ」
「はい」
「じゃあ、次はタマタマを口に含んでみて。そう。その状態で口内でゆっくりコロコロ転がしてみて」
玉舐めをしてもらいながら次の段取りを考える。
NG事項がないも同然の彼女なのでアナル舐めを指示しても問題なさそうだ。
だが、あえてアナル舐めをお願いすることを止めた。
筆者には矜持がある。
それは、「アナルを舐められたら、その10倍はアナルを舐め返してあげなければならない」というもの。
可愛いコや綺麗なコが相手だったら、10倍どころの話じゃない。
それこそ肛門がふやけるくらい舐めるのが当然となる。
だが、アイミちゃんのようなおデブ体型の場合はそうもいかない。
不必要な脂肪の塊で構成されている臀部。そうした肉の塊をかき分けてアナルを舐めるという行為は、どうしてもできないのだ。
まだまだ筆者もケツが青いガキなのである。
「じゃあ、次はチンチンを奥まで飲み込んでみて」
「こ、こうですか?」
「ん? もう入らない? もっと口を開けて、ゆっくり入れてごらん?」
「は、はひ」
「これが限界? あ、奥歯が少し当たってるから、もっと口を開けてみて」
「はい」
「そうしたら、チンチンの根元を舌で舐めまわしてみて。うん。そう、ゆっくりとだよ」
お次はディープスロートを指示する。
お世辞にも上手だとは言えないアイミちゃんだったが、少しずつ上達してきた。