そして当日。新宿アルタ前でドキドキしながら待っていると、約束の数分前にシオリちゃんが大きな胸を揺らしながら登場。
くっくっく、相変わらずエロそうな体をしてやがるなぁ…。
正直に言うと、彼女との再会よりメートル超えのオッパイとの再会のほうが嬉しかったのだ。
少しだけはにかんだ笑顔を見せながら近づいてきたシオリちゃん。4か月近く音信不通だったことにバツの悪さを感じていたのかもしれない。
気持ちいいセックスは、対等な男女の関係があってこそ成立する。だから、どちらかが引け目を感じていては理想的なエッチを楽しむことは難しい。
そこで、筆者は改めて決意した。この4カ月をどうしていたのか、向こうから言い出さない限り問い詰めないと。
「久しぶりだね。元気にしてた?」
「は、はい」
「あれ、少し髪の毛短くなったのかな?」
「じ、実は昨日美容室に行ってきたばかりで…」
「そうなんだぁ。そのほうが似合ってると思うよ」
「で、でも、前髪が短くなりすぎちゃって…。変じゃないですか?」
「むしろそのほうが若々しくて俺は好きだな」
「あ、ありがとうございます」
適当なノリで髪型に触れたつもりだったのだが、これがビンゴだった。
もしかしたら今日のこのデートのために美容室に行ってオシャレしてきてくれたのかもしれない。
「それじゃあ、ホテルに向かおうか?」
「はい!」
元気よく返事してくれるシオリちゃん。
彼女の目的はあくまでも“気持ち良くて後腐れのないセックス”のはずだ。だから必要以上に馴れ馴れしくするのはご法度だし、プライベートにずけずけと踏み込むような質問もするわけにはいかない。
そこで、当たり障りのない話をしながらホテル街に向かって歩いていく。
到着したのは過去2回のデートで使用したところと同じラブホテル。13時を少し回ったところだったので、空き室が多かった。
すんなりとチェックインし、部屋でふたりきりとなる。
ここからは話題をエッチな方向に切り替えることにした。