常日頃から、清く明るく楽しいエッチを心がけている筆者。そのおかげで、女性に警戒感を与えないスケベ面になったのかもしれない。
生まれつきの不細工ヅラなのは百も承知だが、柔和な不細工だったというのは不幸中の幸いだと言えるだろう。
「あ、そうだ。今日は何時位までに帰れればいいのかな?」
「そうですね。18時には家に帰っていたいです」
「ということは17時くらいには新宿駅に着いていれば大丈夫そう?」
「はい。それなら十分間に合います」
「了解。間違っても遅れないよう気をつけるね」
「ありがとうございます」
この時、時刻は14時少し前。ホテルにいられる時間は2時間強といった感じだろう。
この2時間というのは、ここ最近の筆者の平均的なホテル滞在時間だ。
おしゃべりで30分。シャワータイムで10分。クンニや手マンなどの愛撫で1時間。挿入時間が数分。後片付けと帰り支度で10分少々。全部でだいたい2時間弱ほどで終わることが多いのである。
いつも利用しているラブホテルに到着し、無事にチェックイン。
部屋でふたりきりとなったところで、会話をエッチな路線に変更する。
「アケミちゃんはどれくらいエッチしていないの?」
「主人と最後にしたのはもう5、6年くらい前ですね」
「ん? いま、“主人と”って言ったよね。てことは、他の男の人とした経験はあるんだ?」
「は、はい…」
ここで表情を曇らせたアケミちゃん。女性の顔色の変化には敏感なので、それを見逃すわけがない。
あまりこの話題には触れられたくないのだろうと判断し、話の内容を変えることにした。
「ね、アケミちゃんはどんなエッチが好きなのかな?」
「や、優しく愛されたいです」
「え? それだけ? 他には?」
「えっ、他にですか?」
「ほら、あんな愛撫をされたいとか、こんな体位でしたいとかないのかな?」
「ど、どうでしょう? とにかく、久しぶりなので…」
「うん。了解。それじゃあ、何か思いついたらその時に教えてね」
「はい」
ここで彼女にシャワーへ行くよう促す。その後、入れ替わりでシャワーを浴び、歯磨きと手洗いをして準備完了。
室内を少しだけ暗くしてから、ベッドインすることに。