「と、とにかく本当に可愛いからビックリしちゃったよ」
「あ、ありがとうございます」
「実物の俺はこんな感じだけど、大丈夫かな?」
「え? 何がですか?」
「ほら、写メと違うとか思ってないかな?」
「そんなことないですよ。もらった写メと同じだと思いますよ」
「じ、じゃあ、このままホテルに向かうってことでいいかな?」
「は、はい。よろしくお願いします」
こうして33歳も年下のコと一緒にラブホ街に向かうこととなった。
暗黒の童貞時代のころには考えられなかった事態だ。
あの頃の自分に感謝の気持ちを伝えたくなった。辛くて苦しい童貞時代があったからこそ、阿保みたいにセックスできる50代を過ごせているのだから。
いつも愛用している小綺麗なラブホテルに到着。無事にチェックインしてようやく部屋でふたりきりとなった。
「ね、みおチャンはまだセックスでイッたことがないんだよね?」
「は、はい」
「オナニーとかでイッたことはあるのかな?」
「そ、それもないです。ていうか、オナニーもまだよく分かってないんです」
「そうなんだぁ。でも、今までのエッチで気持ち良くなった瞬間とかはあるでしょ?」
「そ、そうですね。あ、あります」
「どんな風にされてる時が気持ち良かった?」
「え、は、恥ずかしいです」
「うん。恥ずかしいだろうけど、少しでも気持ち良くなるために教えてほしいな」
「は、はい。あ、アソコをペロペロされている時が気持ち良かったです」
「クンニされて気持ち良かったんだ。他には?」
「あ、あとはギュッてされたりとかですね」
「了解。じゃあ、今日はたくさんペロペロさせてね」
「は、はい」
その後、20分くらいあれこれとおしゃべりしてから彼女をシャワーに促す。
筆者の愚息はみおチャンと出会ってからずっと勃起していた。本当はホテルに入ってすぐにでもチンコを挿入したかったのだ。
だが、密室でエッチな会話をするというのは大切な前戯なのである。
相手の緊張をほぐし、エッチの心構えを取らせてマンコを濡れやすくするという効果が期待できるからだ。目に見える効果がないのでとても地味だが、これをやるのとやらないのでは大違いだ。