「ちゃんと水分補給しないとダメだからね。ほら、S子ちゃんも好きなのを2本選んでよ」
「えっ? 2本ですか?」
「うん。余ったら無理せずに残していいから、多めに買っていこうよ」
「あ、ありがとうございます」
その後、いつもよりグレードの高いラブホテルにチェックイン。
部屋で喉を潤しながら世間話に興じる。
いつもならここでどんなエッチがしたいのか聞くところだが、あえてその話題は避けた。
S子ちゃんはまだ緊張しているようだったので、負担をかけないようにしたのだ。
そこから30分ほどおしゃべりしていると、ようやく自然な笑みがこぼれ始めた。
そろそろ頃合いだろう。まず彼女にシャワーに入るよう促し、入れ替わりで筆者も汗を流す。
準備をすべて終え、いよいよベッドイン!
「ゆっくり愛していくから、のんびり楽しんでね」
「は、はい」
「ほら、肩の力を抜いて。緊張してたら、気持ち良くなれないよ」
「わ、分かりました」
そっと唇を重ね合わせると、S子ちゃんの口がゆっくり開いた。
ディープキスしてくれというサインだ。
その隙間に舌を入れると、猛烈な勢いで彼女が吸い付いてきた!
クックック、可愛いのぉぉぉ、ウヒっ!
こちらも負けじと彼女の舌に吸い付く。
ねっとり唾液交換し、愛情を確かめ合う。
あれ? 今日が初対面だったよな?
まるで、長年付き合った恋人同士のようなディープキスだった。
初めて抱く女性なのに、そんな気が全然しない。
これが相性というやつだろう。
このキスだけで、今日のエッチの勝利を確信する筆者なのだった。