【エロ体験談】出会って10分、生で合体

 あふれ出た汗が女の裸体に落ちる。ポタポタポタと、どんどん落ちる。女は喘いでいる。窓は開けられない。エアコンのリモコンの場所なんてわからない。この汗をどうすればいいのだろうか。

 たとえば、相手が彼女だったら、「ごめん」とタオルを持ってきて体を拭いてあげるだろう。だが、目の前の女は彼女じゃない。というか、名前も顔もわからない。だから、何もしない。

 僕の汗を受け止める女は、いったい何を思っているのだろうか。

 出会って10分で僕に体を許した女は、何を感じているのだろうか。

 僕はただ腰を振る。快感がどんどん増していくのと同時に、頭の中に不安が広がっていく。 生挿入の不安、僕の独りよがりの達成感、顔が見えない恐怖、汗。少し前まで興奮材料だったものが、僕の中に不安を作り上げていく。

 そういえば…。

 この暗闇であれば、この女も僕と同じように「相手の顔が見えていない」のではないか。僕はちんこを抜き、真っ暗な中、自分のカバンを探す。それを見つけると、中からゴムを取り出した。

 急いでゴムをつけ、女の中に戻る。汗が女の体に垂れぬよう、僕は体をそる。暗闇から逃げるように目をつぶり、腰を振る。あっけなく、射精した。

 「挿入しなくても女性はセックスできる」という言葉を聞いたことがある。また、「男性は挿入して射精までしないとセックスではない」とも。

 焦ってでも滑稽でも、僕が女の中で射精をしたのはセックスを完結させたかったからだ。

 射精しなければ「出会って10分で合体」も達成とはいえない。そう思った。


「ごめん、シャワー借りる」


 僕はひとりで浴室に入る。電気をつけると、眩しい光に襲われる。慌てて目をつぶり、急いで汗を流して浴室を出た。

 服を着てスマホを見る。19:30。


「ごめん、行かなきゃ」


 急用ができたフリをして女の家を出た。女の顔も見ず、女の声も聞かずに。

 逃げるようにダッシュで駅に向かい(窓から女が見ていたので、本当に急用なんだと思わせるため)、電車に乗った。

 

men's Pick Up

人気コンテンツ関連トピック