そんなことを考えているうちに、目的のラブホに到着した。もちろん、いつもより数段グレードの高いところだ。
「じゃ、ここにしようか?」
「は、はい」
「今ならまだ間に合うよ」
「えっ?」
「嫌だったら、ホテルに入らず駅まで送っていくからね」
「そ、そんな。全然嫌じゃないです」
「ありがとう。すっごく幸せだよ」
「お、大げさですよぉ」
チェックインし、部屋でふたりきりになる。
ここからさらに世間話することに。これは自分で自分を焦らすプレイの一環だ。
こんな上玉をすぐにいただいちゃうのは、もったいなさすぎる。たっぷり視姦し、ほのかに漂ってくる彼女の体臭で胸を満たし、五感をフルに活動させてこの瞬間を楽しみたいと思ったのだ。
ホテルに入って30分ほど経ったところで、ヨウカちゃんにシャワーを浴びるよう促した。
彼女がシャワーを浴びている間も、筆者のテンションは上がり続けた。嬉しさのあまり、風見しんごの「涙のtake a chance」を口ずさみながら下手なブレイクダンスを踊ってしまったくらいだ。
その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴びることに。浴室に入ってわずか10秒。ボディソープすらつけずにシコって、大量のザーメンを床にブチ撒けた。
ふぅ。
これで少しだけ冷静さを取り戻した。発射後もギンギンに硬いままのチンコを思いっきり握り、残り汁を出し切るために何度もシゴいた。
カラダをしっかり洗い終えると、何食わぬ顔でベッドルームに戻った。
ヨウカちゃんはすでにベッドに潜り込み、布団を被っていた。
「歯を磨くからちょっと待っててね」
そう声をかけてから念入りに歯磨き。そして、火傷する一歩手前の熱いお湯で手をしっかりと温める。夏場とはいえ、冷たい手で女性の肌に触れるような真似はしたくなかった。
すべての準備を終え、彼女に向き直る。
「エアコンは寒すぎたりしない?」
「大丈夫です。ちょうどいいです」
「もし途中で暑くなったり寒くなったりしたらすぐに教えてね」
「はい。ありがとうございます」
「それじゃあ、そっちに行くよ」
「あ、あのぉ…」
ヨウカちゃんが何を言いたいのか察した。十中八九、部屋を暗くしてというお願いだろう。
ここは先回りしてあげるのが男の務めだ。
「あっ! その前に部屋を暗くしようか?」
「はい。お願いします」