「はい、これ。ゆっくり飲んでね」
「フフフ。本当にいい人ですね」
「えっ? 俺、なんかいいことした?」
「はい」
「それは勘違いだよ。早くエッチの続きをしたくてウズウズしてるんだから」
「でも、こうやって待っててくれるじゃないですか」
「う、うん。無理やり続きをしても気持ち良くないからさ」
「そうやって気遣いできる男の人って、あんまりいないですよ」
「そうかなぁ」
「絶対そうですって。ショーイチさんの前なら、どれだけおかしくなっても許してもらえそうです」
「それは保証するよ。気持ちいいことをしてるだけなんだから、遠慮しないでね」
「はい♪」
「それじゃあ、そろそろ続きをしようか?」
「あ、あのぉ」
「何かリクエストかな? 何でも言って」
「も、もう入れてくれますか?」
「えっ? まだまだ全然愛したりないよ」
「で、でも、ショーイチさんのオチンチンでも気持ち良くなりたいです」
キュウゥゥゥゥゥン!
またキュン死するところだった!!
計算なのか天然なのか、男を喜ばせるツボをピンポイントで刺激してくるルナちゃん。
ここまで言われたらNOとは言えない。立ち上がってコンドームを手に取り、装着。そしてルナちゃんの方を見ると…
四つん這いになって、こちらに尻を向けているではないか!
この素晴らしい光景を瞼に焼き付けたかったが、彼女から
「後ろからされたいです」
と言われ、その望みを一刻も早く叶えてあげることにした。
ということで、後背位で挿入しようとしたその時、想像していなかったことが…。
て、天使の羽!?
彼女の腰の部分には、タトゥーが彫られていた。天使の羽が左右にひとつずつ、100円ライターほどの大きさだった。
この体勢で気づかない振りをするのは無理がある。
「綺麗なタトゥーだね」
そう言いながら、その羽にキスした。