「ねぇ、ふみかチャン。両手を伸ばして、俺の首の後ろで組んでくれる?」
「は、はい」
「うん。しっかり手を組んでてね。このままゆっくり立つからさ」
「えっ? ど、どういうことですか?」
「こういう体位があるんだよ。せっかくだから試したいんだ」
「ちょ、ちょっと怖いです」
「大丈夫! 絶対に落としたりしないから、俺を信用して」
「は、はい」
ふみかチャンの両手がしっかり組み合わさったのを確認してから、彼女のお尻に両手を添える。そして、彼女を抱え起こしながら蹲踞(そんきょ)の姿勢をとった。
ベッドの上で足場は不安定だったが、そこからゆっくり足を左右に広げ、気合いとともに起立する。
スクッ!
自分でも驚くほど、あっさり立ち上がることができた。
どうやら、ふみかチャンの体重は40キロにも満たないようだ。
「ほら、これが駅弁っていう体位なんだよ」
「は、初めてです。で、でも、やっぱり怖いです」
「大丈夫だって。何があってもこの手を離さないから安心して」
「は、はい」
「手は痛くない?」
「だ、大丈夫です」
「それじゃあ、このままゆっくり動くからね」
「は、はい」
ふみかチャンの尻肉をむんずと掴み、彼女のカラダを軽く上下に動かしてみる。
「あ、あ、な、なんか変です」
「変ってどういうこと?」
「ふわってきて、ドシンときて、アソコが変な感じです」
「痛いってわけじゃないよね?」
「どちらかというと気持ちいいです」
「それなら良かった。このままもう少し続けるね」
しっかり踏ん張り、重心を低くしながら、ふたたび彼女のカラダを上下に動かす。
上半身と下半身の筋肉コントロールに神経が集中し、自然と射精感が遠のいていく。
この調子なら、しばらく駅弁を楽しめそうだ。…なんて思っていると、ふみかチャンの様子が一変した。