その後、ふたりで浴室に入ると、カラダを洗い合った。
全身ボディソープまみれで抱きしめ合う。
ここで大きなミスを犯していたことに気づいた。
し、しまった! 歯磨きするの忘れてた!!
いつもはシャワーを浴び終えてから歯を磨くので、この時はすっかり失念していた。
こ、こんなタバコ臭い口でキスなんてできないよぉぉぉ!
気心の知れた相手や同じ喫煙者なら、多少のヤニ臭さも許してもらえるだろう。だが、初対面のロリロリっ娘相手にそんな失礼な真似はできない。
泡まみれで抱きしめ合いながらディープキスできたら、どれだけ気持ち良かっただろう…。
どんなに悔やんでも、完全に後の祭り。二度とこんな失敗をしないぞと心に誓う筆者なのだった。
気を取り直し、恥ずかしがっているふみかチャンの股間に手を伸ばす。そして、ワレメの間に指を滑らせてみた。
「アンっ」
「ご、ごめん。痛かった?」
「ううん。気持ちいいです」
「このヌルヌルがいいよね」
「は、はい」
「ねぇ、俺のチンチンも握って」
「こ、こうですか…。す、すごく硬くて温かいです」
「ふみかチャンのアソコも温かいよ。あれ? さっきよりヌルヌルしてきたよ」
「やだ、恥ずかしい!」
嗚呼、キスしたい! 全身ヌルヌルで抱き合ったまま、舌を絡め合って唾液を交換したい!!
今すぐシャワーを中断して歯磨きするべきか…。
でも、こんなに盛り上がって時にそんなことしたら、興ざめもいいところだし…。
そんなモヤモヤした気分のまま、混浴タイムは終了した。
ベッドルームに戻ると、大急ぎで歯磨き。すると、ふみかチャンも筆者の横に並んで歯磨きし始めた。
「ふたりそろって歯磨きするのってなんか照れるね」
「フフフ。そうですね。こんなの初めてです」
「なんだか同棲しているカップルみたいだね」
こうして準備を終え、ベッドの上でラブラブタイムに突入する。