部屋に入り、まずはふたりして飲み物で喉を潤す。
「いやぁ、もう夏みたいだね」
「そうですね。暑かったですね」
「最初に聞いておきたいんだけど、シオリちゃんはどんなエッチが好きなのかな?」
「えっ?」
「俺はとにかく女性に喜んでもらうのが大好きなんだ。だから、シオリちゃんに喜んでもらえるようなエッチにしたいんだ」
「フフフ。そんなこと言われたの初めてです」
「ちょっと変だよね。でも、これが俺の性癖なんだ。分かってくれるかな?」
「もちろん、大歓迎ですよ」
「それは良かった。じゃあ、どんな風なエッチにしたいか教えてくれる?」
「やっぱりラブラブな感じが一番です」
「そう書き込んでたもんね。それは当然だとして、もう少し具体的に教えてほしいな」
「うーん、そうですねぇ。優しくペロペロされるのが好きです」
「ペロペロってどこを?」
「あ、アソコです」
「それじゃあ、シオリちゃんのアソコがふやけちゃうくらいペロペロしちゃうね」
「は、恥ずかしいです」
「あっ! でも、キスマークをつけたりしないから安心してね」
「フフフ。本当に優しいんですね」
こちらのスケベな質問にも動じることなく答えてくれるシオリちゃん。
これならもう少し突っ込んだ質問をしても大丈夫そうだ。
「ところで、シオリちゃんはよくこのサイト(イククル)を使ってるの?」
「使い始めたのは先月からですね」
「なにかきっかけがあったの?」
「実は、付き合ってたセフレと別れちゃって…」
「そうなんだぁ。ちなみに、旦那さんと最後にエッチしてからどれくらい経つの?」
「もう5年くらいはしてないですね」
「そ、そんなに? シオリちゃんくらいの年ごろなら、毎日でもエッチしたいくらいでしょ?」
「毎日は大げさですよ(笑)」
「でも、女性って30代から性欲が右肩上がりになる生き物なんだよ」
「えっ、そうなんですか?」
「うん。50歳を過ぎてる女性でも、毎日エッチがしたいって思ってる人がたくさんいるんだから」
「知りませんでした」
「まっ、今日は思いっきりシオリちゃんに楽しんでもらえるよう頑張るね」
「私もショーイチさんに楽しんでほしいです」
「一方通行じゃなくて、ふたりでラブラブエッチを楽しもうね」
「はい!」