筆者としては、
なぜ突然音信不通になったのか?
この3年間、性欲はどう処理していたのか?
また以前のように定期的会いたいのか?
それとも1回こっきりのつもりなのか?
と、疑問もあるにはあったが、ここはぐっと我慢。過去を振り返るのは愚かなことで、いろいろ掘り下げたって意味なんてないだろう。
そこで、
「もちろんだよ。誰でも家に呼んでるわけじゃないけど、R子ちゃんなら大歓迎だからね」
と返信した。
その後、筆者のLINEのIDを伝え、それ以降はLINEでやり取り。3日後の週末に会うことになった。
待ち合わせ場所は、自宅の最寄り駅。約束した19時少し前に到着すると、すでにR子ちゃんはそこにいた。
当時29歳だった彼女も、もう32歳。その見た目はほとんど変わっておらず、一目で彼女だと分かった。
顔は女優の蒼井優に似ていて、和風美女といった感じ。体型は中肉中背で、肌は北欧の女性を彷彿させるくらい色白だった。
早足でR子ちゃんに近づき、声をかけた。
「お待たせ、R子ちゃん」
「あっ、ショーちゃん! 久しぶりぃぃぃ!」
「うん。久しぶりだけど、ちっとも変ってないね」
「私ですか? ショーちゃんも全然変わってないですよ」
「あ、ありがとう。とりあえず、歩きながら話そうか」
「はい♪」
こうして自宅に向かって歩き始めた。
聞きたいことは山ほどあったが、R子ちゃんから言い出さない限り質問はしないと決めていた。
性器を舐め合う関係であっても恋人同士ではないので、プライベートなことをずけずけ聞くのはマナー違反だろう。
途中のコンビニで夕食用の弁当をふたり分購入し、無事に自宅に到着した。