そんな性格のおかげで、30代のOLが「気持ちいいエッチがしたいです」とアピールしている書き込みを見つけることができたわけだ。
もちろん、こんなエロそうな女性の書き込みをスルーするなんてできない。ということで、速攻でアタックすることを決意した。
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初めまして、アカリさん。
都内の会社員、ショーイチ・38歳です。
さきほど、アカリさんの書き込みを拝見しました。
お互いに癒し合えるような気持ちいいセックスがしたいです。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、是非お会いしたいです。
あっ!
お返事もらえたら、私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、検討のほどお願いします。
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相手がOLということもあり、ちょっと真面目(風)なファーストメールを送る。すると、2分もしないうちに彼女から返信がきた。
このレスポンスの良さは、
どうしても今晩エッチしたい!
という強い気持ちの表れか。
それに応えるつもりで、こちらも速攻で写メ付きで返信した。
そこから数通ほどのメールをやり取りし、あっさり約束は成立した。
待ち合わせ場所は、アカリちゃんが指定した新宿アルタ付近の喫茶店の前。わざわざココを指定してきたということは、こうした待ち合わせに慣れているのかもしれない。
約束の5分前に到着すると、すでにアカリちゃんらしき女性の姿があった。
た、確かに地味だ…。
風景に溶け込んでしまいそうなくらい地味な風貌のアカリちゃん。服装も髪型も化粧も地味で、デートが終わって数時間もすれば、容姿が思い出せない気がした。
あえて例えるなら、女優のキムラ緑子を地味にした感じ。ブスでも美人でもなく、極めて普通な顔立ちだ。
体型のほうも中肉中背で、これといった特徴はなかった。普通の人なら落胆してもおかしくないところだが、筆者の視点は違う。
クックック。こういう地味なコに限って、アッチのほうはトンデモないんだよなぁ…。
値踏みを終えると、スケベヅラにならないように注意しながら声をかけた。