「お客さんに口説かれたりはしないの?」
「それはありますけど、やっぱりお客さんはお客さんでしかないので…」
「うん。そういうものなのかもね。でも、セックスはしたいんでしょ?」
「は、はい」
「プレイ中にセックスしちゃったことはないの?」
「そ、それが、前に何度かありました」
「前は? 今はしてないってこと?」
「はい。実は、お店にバレて怒られちゃって…」
「どうしてバレたの?」
「お店が仕込んだお客さんとエッチしちゃったんです」
「いわゆる“草”ってやつだね?」
「えっ? “草”ですか?」
「うん。間者というかスパイって意味だよ」
「そ、そうですね。それで、すっごく怒られて、次にやったらクビだって言われて…」
「なるほどね。そういう事情があったんだ」
「はい。それで性欲が溜まって溜まって…」
「それで俺に連絡してくれたんだ」
「はい」
「ありがとうね。そこで俺を選んでくれて、本当に嬉しいよ」
「ショーイチさんこそ、忙しいのにありがとうございます」
人懐っこい笑みを浮かべ、裏事情を素直に話してくれるM美チャン。
きっと接客の時もこんな感じなんだろう。それだけで、彼女が人気嬢であることがよく分かった。
そんなM美チャンを独り占めできて、しかも最後までエッチできる喜びに身震いしてしまう。
「ちなみに、M美チャンはどんなエッチがご希望なのかな?」
「お、思いっきり求められたいです」
「ん? 攻められたいってこと?」
「お任せします。とにかく、ショーイチさんの好きなようにしてください」
「了解。それじゃあ、思いっきり心を込めてご奉仕させてもらうね」
「は、はい。お願いします」
別々にシャワーを浴び、いよいよベッドイン!