髪の色で判別すればいいと分かり、再び写真を確認する。
少しだけ髪の毛が茶色いS子ちゃんは、女芸人の“おかもとまり”似。もうひとりのY子ちゃんは、女優の吉瀬美智子に似た感じだった。
こ、こんな上玉を見てガッカリするわけないじゃん!!
思わずパソコンの画面に向かってツッコミを入れてしまった。
大急ぎで、こちらも写メを添付したメールを送る。
詳細を聞いてみると、彼女たちは同じヨガの教室に通っているうちに仲良くなったようだ。ふたりとも夫婦生活に不満を抱えていて、“所沢ショーイチ”という共通の話題で大いに盛り上がったという。
くっくっく。欲求不満の人妻たちと3Pできるなんて…。
顔面の筋肉が馬鹿になり、下卑た笑みが張りついてしまった。
その後、メールのやり取りを続け、3日後の週末の昼過ぎに新宿で待ち合わせすることになった。
約束の日の前日、そろそろ確認のメールでも送ろうかと考えていたら、S子ちゃんのほうからメールが届いた。
まさか、キャンセルの連絡か!?
恐る恐るメールを確認する。
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こんにちは、トコショーさん。
明日は予定通りで大丈夫でしょうか? 私たちはもちろん大丈夫です。
でも、ひとつだけお願いがあります。
私たちはまだお互いの裸を見たことがないし、レズなわけでもないんです。
だからどうしても恥ずかしくて…。
そこで明日のお願いなんですが、
部屋を暗くしてもらい、ひとりずつお相手していただけませんか?
ふたりなので怖さはあまり感じていませんが、
恥ずかしいのはどうしようもなさそうです。
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チッ!
翌日のデートをあれこれ妄想しまくっていた筆者にとって、悲しすぎるお知らせだった。
女体を並べてクンニしながら手マンしたり、
ディープキスしながらフェラチオしてもらったり、
ふたつのマンコにチンコを交互に出し入れしたりと、
シミュレーションは万全だったのに…。
だが、彼女たちの気持ちもよくわかった。筆者は出会える系サイト遊びで何度も3Pしているが、実は2、3割の確率で同じような条件を提示されている。
くんずほぐれつのハーレムプレイは、そうそう簡単に実現できるものではない、ということだ。
残念ではあるが、ここは提案を素直に受け入れるしかない。落胆していることを悟らせぬよう、OKの返事を出した。