「あっ、ごめん、Y子ちゃん」
「えっ?」
「このマンコ、気持ち良すぎて全然我慢できないよ」
「いいですよ。たくさん気持ち良くしてもらったから、いつイッてもいいです」
「ありがとう、Y子ちゃん」
ふぅ。
シックスナインでのフェラでビンビンになっていたこともあり、挿入してから数分ともたずに発射してしまった。
「ごめんね、Y子ちゃん。早すぎてビックリしてるでしょ?」
「いいえ。たくさん舐めてくれて何度もイッてたので、ちょうど良かったです」
「ん? どういうこと?」
「連続でイキすぎるとアソコが痛くなっちゃうので、ショーイチさんが早くイッてくれて安心しました」
「そ、そうなんだ」
「はい。たくさん舐めてくれて本当にありがとうございます」
「お礼を言うのは俺のほうだよ。本当にご馳走様、美味しかったよ」
「や、やだ。恥ずかしい」
その後、Y子ちゃんはシャワーを浴びるため浴室に向かった。入れ替わりで出てきたS子ちゃんと何やら会話していたが、その内容は聞き取れなかった。
こうして、時間をオーバーすることなく無事に2回戦を終えることができた。思い描いていた3Pとはまったく違うカタチだったが、これはこれで気持ちいいものだ。
帰り支度の最中、思い切ってある提案をしてみる。
「もし次の機会があったら、それぞれ2回ずつ愛し合いたいな」
「えっ?」
「S子ちゃんとY子ちゃんなら、余裕でデキそうなんだ」
「本当ですか?」
「うん。でも、できれば今日よりたくさん時間が欲しいな」
「そ、そうですよね」
「俺は午前中のスタートでも構わないから、またタイミングが合うときにでも声をかけてよ」
「はい」
「あっ! もちろん、1対1でも構わないよ」
「そ、それは…」
ふたりはお互いの顔を見て黙り込んだ。
気まずい空気が流れる。
1対1というワードは禁句だったのかもしれない。
「どっちにしろ、また3人でたくさん楽しめたらいいね」
明るい口調でそう切り出し、とりあえずその場を取り繕った。
その後、3人で駅に向かい、改札付近で別れた。