室内の照明を消し、ベッドの上に移動する。
「痛いことや汚いことは絶対にしないから安心してね」
「はい」
「あっ! キスマークもつけたりしないからね」
「あ、ありがとうございます」
「何かしてほしいことはある? リクエストがあるようならなんでも言ってみて」
「え? それじゃあ、私が攻めてもいいですか?」
「せ、攻めるのが好きなの?」
「ショーイチさんみたいなタイプだと、イジメたくなっちゃうんです」
「そ、そうなんだぁ」
筆者は精神的ドMなので、攻められるのは大歓迎。潜在的にSっ気のある女性は、Mっ気のある男を見抜くのに長けているものなのだ。
筆者はベッドの上に仰向けになり、固く目を閉じて彼女にカラダを委ねた。すると、
ネプジュびじゅるプクっちゅ
いきなりディープキスを仕掛けてくるメイコちゃん。
彼女の唾液がこちらの口内にドクドクと流れこんでくる。
舌の動きは暴力的で、こちらの歯茎や舌の裏まで念入りに舐めてきた。
も、もう好きにしてっ!
普段は押し殺している“攻められたい願望”が一気に目覚めてしまった。
カラダはヒクヒクと反応し始め、身もだえせずにはいられない。
「フフフ。キスだけですごく感じてくれるんですね」
「う、うん。とっても気持ちいいんだもん」
「フフフ。ショーイチさん、女のコみたい」
ズギューン!!
こいつ、分かってるなぁ。
Sっ気の強い女性とセックスする際、筆者がもっとも言われて嬉しいのは、この“女のコみたい”というワードだ。
50歳過ぎのオッサンである筆者が、このメイコちゃんの一言でキュン死しそうになってしまった。