な、なんて巨乳なんだ!!!!!!!
彼女が歩くたびに、バインバイィィンと胸が上下に揺れていた。少なく見積もってもFカップくらいはありそうだった。
T子ちゃんが自分で言っていたように、“中肉中背よりもぽっちゃり”体型といった感じだ。フワフワでポヨポヨの女体に身体を沈めるのが大好きな筆者は、彼女のような体型は大歓迎だった。
はっ! いかん! さっきから俺、胸しか見てなかった!!
すでに手遅れかもしれないが、慌てて視線を逸らせてT子ちゃんの顔を正面から拝むことにした。
えっ!? い、生稲晃子じゃん!!
実物のT子ちゃんは、元AKBのまゆゆではなく、元おニャン子クラブの会員番号40番、生稲晃子によく似ていた。
奇しくも、筆者もT子ちゃんも生稲晃子も同じ1968年生まれ! おニャン子世代ど真ん中だった筆者にとって、T子ちゃんの見た目はこれ以上ないくらい最高だった。
「初めまして。ショーイチだよ」
「き、今日はありがとうございます」
「俺のほうこそありがとうだよ。写真以上に綺麗なんでビックリしたよ」
「あ、あの、本当にごめんなさい。あんな加工写真で」
「謝ることないって。あの写真よりずっと綺麗で可愛いよ」
「フフフ。本当に褒めるのが上手ですね」
「あれ? 俺の記事をよく読んでるんでしょ? だったら俺が女性に嘘をつけないことは知ってるでしょ?」
「あっ! そ、そうでしたね」
「だから俺の本心だよ。本当に綺麗だ」
「あ、あの、あ、ありがとうございます」
「で、実物の俺はこんな感じだけど大丈夫かな?」
「はい。もちろんです!! でも、ショーイチさんこそ本当に私みたいなので大丈夫ですか?」
「大丈夫に決まってるって! むしろ叫びだしたいくらい喜んでるんだから!」
「う、嬉しいです」
「それじゃあ、行こうか」
「はい!」
挨拶もそこそこにラブホ街に向かって歩き始める。
待ち合わせの時間は正午ぴったり。彼女は夕方にまで帰宅しないといけないので、15時には新宿駅に戻らなければならなかった。
世間話をしながら歩くこと7、8分。筆者が普段利用しているラブホよりワンランク上の、広くて清潔な浴室があるラブホテルに到着した。