痛みを与えないようソフトなタッチを心がけていたが、ここでブレーキから足を離しアクセルをベタ踏みして高速クンニと高速手マンに切り替える。
「ひっ、ひぃぃぃっ!! イッちゃぅぅぅぅぅぅぅ!!」
出っ歯とリスカという強烈な武器で難攻不落に思えたアイカちゃんだったが、自己暗示のおかげであっさりと頂点に導くことができた。
ま、満足ぅぅぅぅぅぅぅ!!
無事に彼女をイカせることができ、達成感で胸がいっぱいになった。
ここから先はおまけみたいなもので、射精という行為がエッチの終わりを告げる合図のように思えた。
「それじゃあ、そろそろ入れるね」
そう声をかけてからコンドームを装着、正常位で挿入した。
ふたたび瞼を半分閉じ、脳内スクリーンに西野の姿を投影する。
秒速数センチというスローリーなピストンだったが、自己暗示が強く効きすぎたのか、あっという間に射精の前兆が襲いかかってきた。慌てて西野を引っ込めるが、後の祭りだった。
ふぅ。
射精の合図も出せずに、ドクドクッとザーメンをヒリ出してしまった。
しかし、こんな事態も筆者にとっては茶飯事。ザーメンを出し切ってから「そろそろイクよ!」と声をかけてピストンを加速させる。
「ウッ! イクッ!」
そう声に出し、たったいま射精したフリをする。
射精後も数分間は硬く滾ったままでいられる、愚息の擬態ぶりに感謝するしかない。
こうして、無事に終わりの合図を告げることに成功した。
ティッシュで後処理をするため、ベッドのヘッドボードを操作して室内を明るくする。
ぐぬぬぬぬぬッ。
賢者タイム真っ最中にアイカちゃんの顔を見るという失態を犯してしまった。
ここで眉間の縦じわを彼女に目撃されたら、ここまでの努力が無駄になってしまう。
かといって、急に彼女に背を向けることもできない。
エマージェンシー! エマージェンシー!!
脳内でサイレンが響き渡る。こうなったら、最後の手段だ。
チンコの後処理を中断し、アイカちゃんの股間に顔を埋める。そう、
お掃除クンニだ!