ニュポン!
なんの抵抗もなく、愚息は根元まであっさり飲み込まれた。
イッたばかりのマンコ内部はユルユルで、ちっとも締まりが感じられない。
まっ、これも想定内だ。
ゆっくり腰を前後させながら、次の手を繰り出す。
上半身を起こすと、右手でクリトリスをいじり、左手で乳首を摘まむという同時攻撃をスタートさせた。
ギュギュニュギュ、きゅんっ!
案の定、マンコの締まりが復活した。
このままいけば、手マンじゃなくチンポでも潮をふかせそうだぜっ!!
下卑た笑みが浮かばないよう口を真一文字に結び、ピストンと両手の動きを加速させる。
ふぅ。
興奮しまくっていたため、発射の前兆を完全に見誤ってしまったようだ。
あえなく射精し、中途半端なフィニッシュとなった。
射精後、余韻を味わうことなくチンポを勢いよく引き抜いてみたものの、三度の潮ふきを拝むことはできなかった。
「大丈夫? 疲れたりしてない?」
「へ、平気です」
「あっ、動かないで、そのままで」
ティッシュを数枚手に取り、ビチョ濡れのマンコを拭く。そして、サイドテーブルに置いてあったペットボトルのお茶を手渡した。
「少し水分補給したほうがいいよ」
「あ、ありがとうございます」
「なんだかビックリさせたみたいでゴメンね」
「い、いいえ。今まで経験したことないくらい、気持ち良くて…」
「そ、そうなんだぁ」
「はい」
「もし俺で良かったら、いつでも会いにくるよ」
「え?」
「ほら、また生理前でムラムラしたら、気軽に俺に連絡してね」
「い、いいんですか?」
「もっちろんだよ。今日みたいに昼過ぎに約束して、その日の夕方に待ち合わせするのでも大丈夫だからね」
「あ、ありがとうございます」
その後、サエコちゃんにたっぷりと余韻を味わってもらってから帰り支度を始め、ホテルを後にした。そして、駅の改札口まで送っていき、この日のデートは終了した。
二度目のデートが実現したら、次こそはチンポでの潮ふきを完遂したいものだ。手マンではなく、チンポで潮をふかせたほうが、満足度が段違いなのだから。
それにしても、セックスの奥深さを改めて思い知らされた感じだ。
45歳差のエッチを実現するまで、あと13年しかない。もっともっとエッチのテクニックを磨き、来るべき日に備えておかなければ! そう決意を新たにした50歳の冬であった。
(文=所沢ショーイチ)