長い射精感に酔いしれ、余韻を存分に味わう。
数分経ってからチンコを引き抜き、後処理を開始した。
「ゴメンね。ナツミちゃん」
「え?」
「ビックリするくらい早漏だったでしょ?」
「そんなことないですよ。私もたくさんイッちゃいましたから」
「でも、挿入ではイケなかったでしょ?」
「そ、そうですね」
「もしまた会ってくれるなら、次はもっともっと頑張るからね」
「頑張らなくていいですよ。こういうゆったりしたエッチのほうが好きですから」
「あ、ありがとう」
男を慰めるのも上手なナツミちゃん。これも男性経験の多さゆえだろう。
その後、帰り支度の最中に連絡先を交換し、再会を約束した。
ホテルを出て駅に向かって歩いている時に、気になっていたことを聞いてみた。
「ねぇ、ナツミちゃん。今はどんなお仕事してるの?」
「ヘアメイク系のお仕事なんです」
「へぇ、すごいね。でも時間帯が不規則そうだね」
「そうなんですよぉ。水商売系のヘアメイクなので、昼夜が逆転しちゃって」
「ああ、なるほどね。それは大変そうだね」
「急な仕事もよく入るので…」
「それじゃあ、次の休みの予定とかも立てられなさそうだね」
「はい」
「俺の家は新宿から一駅だから、いつでも呼び出してね」
「え?」
「ほら、急にヒマになることもあるでしょ。そういう時に気楽に連絡してほしいな」
「えっ? ほんとにいいんですか?」
「うん。また楽しくイチャイチャしたいな」
「はい。私も同じ気持ちです♪」
駅の改札口に到着したところで、この日のデートは終了した。
再会の約束は社交辞令かもしれないが、もし実現したら、またご奉仕しまくるしかないだろう。そして、
イキすぎて気絶する女性の姿を拝みたい!
齢50にして、新たな目標ができたわけだ。あと何年現役でいられるかは分からないが、是非とも成し遂げたいものである。
(文=所沢ショーイチ)