待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。約束の5分ほど前に到着し、ドキドキしながらサヨコちゃんを待つ。
数分後、サヨコちゃんらしき女性が現れた。
ウホっ! いい女じゃねぇかっ!!
目鼻立ちがはっきりしていて、華やかな印象。タレントのSHELLYに似たハーフ系の顔で、読者モデルにいそうなタイプだった。
彼女を見た瞬間、股間が
ギんッ!
と熱くなった。
やはり、出会える系サイト遊びは数をこなしてこそなのだ。
出会える系サイト遊びをしている女性の9割以上が残念な容姿だが、それでも1割近くはまとも。その中のほんの一握りではあるが、大当たりと呼べる女性だって存在しているのだ。
だが、ここで詰めを誤ったら元も子もない。スケベな本性を隠しつつ、優しそうな笑みを浮かべ彼女に近づき、声をかけた。
「こんばんは。サヨコちゃんだよね?」
「あ! はい。ショーイチさん?」
「うん。今日はよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします!」
話しかけた途端、満面の笑みを浮かべてハキハキとしゃべるサヨコちゃん。
物怖じしない態度から察するに、こうした遊びには慣れていそうだ。
「いやぁ、驚いたよ!」
「え?」
「まさかこんな可愛いコが来るとは思ってなかったからさ」
「や、やだ。そんなことないですよ」
「いやいや、そんなことあるって! ここに来るまで5、6回はナンパされたんじゃない?」
「えぇっ? されてませんよぉ」
「そうなの? こんなに可愛いのに?」
「さ、さっきから声が大きいですよ、ショーイチさん」
「あっ、ゴメン、ゴメン。ちょっと興奮しちゃった」
「フフ。でも、褒めてもらえて嬉しいです」
「でも、大丈夫? 実物の俺って、写メの何百倍もエロそうでしょ? 引いたりしてない?」
「フフフ。写メと同じ印象ですよ」
「じゃ、このままホテルに行くってことでいいのかな?」
「はい!」
なんとも軽いノリのサヨコちゃん。
歩きながら話を聞くと、彼女は専門学校に通う19歳とのことだった。
筆者のようなオジサン世代が考えるより、気楽に出会える系サイト遊びを楽しんでいるのかもしれない。
世間話しているうちに、ホテル街に到着。中級クラスのラブホテルにチェックインした。