ヒメカちゃんは化粧っ気がほとんどなく、かろうじて口紅をしているくらいだった。
もしかしたら、趣味にお金をかけすぎていて、オシャレにはあまり興味がないのかもしれない。
どうせ1回こっきりの関係なのだから、少し強気で攻めてみるか。
ということで、思いきった提案をしてみることに。
「ねぇ、ヒメカちゃん。どうせだったら、一緒にお風呂入ろうよ」
「え?」
「ほら、一緒に入って洗った方が楽しそうでしょ?」
「で、でもぉ」
「恥ずかしがることないって、どうせ裸を見せ合うんだからいいでしょ?」
「は、はい…」
化粧っ気がほとんどないヒメカちゃんなら、混浴を提案してもそう嫌がらないのではないか。そう思い強引に誘ったのだが、どうやら吉と出たようだ。
ちなみに筆者は、暑い季節には混浴なんてまったく興味ないが、寒くなってくると無性にお風呂場でイチャイチャしたくなるのだ。
OKをもらったので、浴室に行き、バスタブにお湯を溜め始めることに。
一旦部屋に戻ると、おしゃべりを再開させた。
「ちなみに、ヒメカちゃんはどんなエッチが好きなの?」
「え?」
「ああいうサイトで相手を募集するってことは、エッチが嫌いじゃないんでしょ?」
「そ、それはそうですけど」
「どうせなら思いっきり楽しみたいから、ヒメカちゃんの好みを教えてよ」
「そ、そうですね。は、激しく突かれるのが好きです」
「それって、ピストンのこと?」
「は、はい。そうです」
「そうかぁ。俺は優しくゆっくりのエッチが好きなんだけど、できるだけ頑張るね」
「あっ、無理しないでください。優しくゆっくりも好きですから」
「いやいや、そうはいかないよ。せっかく教えてもらったんだから、頑張るよ」
「フフ。じゃあ、お願いします」
しばらくおしゃべりを続け、バスタブにお湯が溜まったのを確認してから浴室に向かった。