クックック。こいつ、本当にいいマンコしてんなぁ。
思わずほくそ笑んでしまった。
まだまだ持続できそうな感じだったが、ナナエちゃんのイキっぷりを目の当たりにして、急激に発射の前兆が襲ってきた。
「お、俺も駄目っ! これ以上我慢できないよっ!!」
「出して、出して、ショーイチさんっ!」
「う、うん。イクよっ!」
ガガガガガガガっ!!
正真正銘のピストン運動を高速で叩き込み、頂点に昇りつめていく。
ふぅ。
ドクドクドクッと大量のザーメンをゴムの中に放出。その後、またディープキスしながらゆっくりと余韻を味わう。
チンコが萎み始める前にマンコから引き抜き、後処理を始めた。
「今日はありがとう、ナナエちゃん。夢見てるような気分だよ」
「え?」
「こんなに気持ちいいセックスは数年ぶりかもしれないよ」
「ほ、本当ですか?」
「うん。2回目なのに、こんなにザーメン出ちゃったもの」
そう言いながら、外したばかりのコンドームを彼女に見せる。
「私も本当に気持ち良かったです。こんなにたくさんイケたのは、生まれて初めてです」
「そういえば、前回は挿入じゃイケなかったよね?」
「は、はい。でも、今日は入れてもらってる時にも、何度もイッちゃいました」
「それは良かったぁ。あっ! 結局、今日も正常位しかしなかったね」
「そういえばそうですね」
「じゃあ、次のデートの時は、後背位とか騎乗位にも挑戦しようね」
「えっ? また会ってくれるってことですか?」
「もちろん! 1年後とかじゃなく、明日でも構わないよ」
「フフフ。ありがとうございます。とても嬉しいです」
その後、ホテルを出て駅の改札口まで彼女を見送り、デートは無事終了した。
結局、今回もプライベートな話はほとんどできなかった。本当はいろいろ聞きたかったが、あえてその気持ちは封じた。それがナナエちゃんに安心感を与えたことになるのかもしれない。
まだまだ謎の多い女性だが、貴重なタダマン候補になってくれそうだ。次回のデートがいつになるか不明だが、彼女から誘いをもらったら、このコラムを読んでデートのおさらいをするつもりだ。
(文=所沢ショーイチ)