そうこうしているうちに、ラブホ街に到着。格安のホテルにチェックインした。部屋はエアコンが効いていて、温度はかなり低めだった。
「大丈夫? 寒くない? ミヤビちゃんの好きなようにエアコンを調整していいからね」
「あっ、はい。私はこれくらいでちょうどいいです」
こう言われてしまえば、温度を上げることを諦めるしかない。脂肪という名の防寒着を着ているようなミヤビちゃんは、やはり暑がりなのかもしれない。
ハズレ女性とホテルに入った場合、いつもならすぐにシャワーを促すのだが、18歳の小娘を相手にそんな冷たい態度を取るわけにもいかない。ということで、もう少しおしゃべりして、ミヤビちゃんに安心してもらおうと決めた。
「ミヤビちゃんはどんなエッチが好きなのかな?」
「えっとぉ、そうですねぇ。たくさん攻められたいです」
「そうなんだぁ。俺は攻めるのが大好きだから、ちょうどいいかもね」
「そうなんですか? 嬉しいです」
「具体的にどう攻められるのが好きなの?」
「激しくされるのは苦手なので、優しく攻められたいです」
「おっ、それもピッタリだよ。俺って、激しく攻めるのが苦手だからさ」
「フフ。やっぱり見た目通り、優しいんですね」
「女性に乱暴したり、女性の嫌がることは死んでもできないんだ」
「へぇ、素敵ですね。でも、ショーイチさん結婚してるんですよね」
「う、うん。でも、セックスレスだからもう何年も奥さんとはエッチしてないんだ」
「そうなんですかぁ。それって大変そうですね」
今回は既婚者を装っているので、「女性の嫌がることは死んでもできないんだ」は失敗だったかもしれない。本当にそうなら、こうした出会える系サイト遊びをしていることは矛盾以外の何物でもない。
ここは、ボロが出ないうちに話題を変えるしかあるまい。
「ミヤビちゃんはイッたことあるの?」
「はい。まだ数えるくらいしかないですけど…」
「それって、愛撫で? それとも挿入で?」
「愛撫ですね。挿入ではまだイッたことがないんです」
「じゃあ、外派なのかもね?」
「え?」
「クリトリスが感じるけど、膣の中でイケたことがないんでしょ?」
「は、はい。そうです」
「安心していいよ。そういう外派の人のほうが圧倒的に多いんだから」
「そうなんですか?」
「うん。外でも中でもイケるってコもいるけど、そういうのは少数派だと思うよ」
「へぇ。いろいろ詳しいんですね。もしかして、かなり遊んでるんですか?」
「そ、そんなことないよ。俺も聞きかじっただけだからさ」
「ミヤビちゃんは、こういうサイトで遊ぶことは多いの?」
「いいえ。ショーイチさんで3人目です」
「そうなんだ。ちなみに、前のふたりの時はイケたの?」
「はい」
「やっぱり前戯で?」
「そ、そうですね。アソコを舐められると、すぐにイッちゃうんです」
「それは楽しみだなぁ。じゃあ、今日はたくさん舐めてあげるね」
「あ、ありがとうございます」