エロゲーの切なさに震える美女レイヤー・桂華、過激コスプレに身を包むも「ヌかせねえよ!」


――昔のコスプレイヤーはもうちょっと地味だった?

桂華:そうだと思いますよ。ここ5年ぐらいで一気に変わってきましたね。たぶん、えなこさんとかが『パナシェ!』っていうユニットとしてアイドルデビューしたのが、ターニングポイントになったんじゃないかな。それからコスプレイヤーにアイドル的な要素が求められるようになったような…。

――かなり状況が変わってきたと。

桂華:うーん…。最近のコスプレイヤーの中には、「作品を知らないけどキャラクターが可愛いから」っていう理由でコスプレするコもいるんです。そういうのって昔はなかったかな。もしそういうコがいたら、今より相当叩かれると思う(笑)。もちろん、キャラが好きで作品のことを知っていくっていう流れはありますけど。

――桂華さん自身も作品は大事にしているわけですね。

桂華:まあ、少なからずは。でも、私的には、レイヤー自身が作品を知った上で、物語のif設定をコスプレに反映するのはありだと思っています。普段はそのキャラが絶対着そうにない衣装を身につけても、「〇〇っていう設定なんです!」って胸を張って言えればOKかな。そういうのって、ある意味でクリエイティブだと思うんです。それを「オリジナルを尊重しろ!」って頭ごなしに批判するのは違う気がする。なんでもそうですけど、いろんな人の発想力を制限することはあまり好きじゃなくて…(笑)。


――かなりこだわりを持っているんですね。

桂華:そのこだわりがあるが故に、コスプレができないこともあるんです。『空の境界』っていう作品があって、その世界観が大好きでコスプレしたいんですけど、あのキャラにはなれないなーって思ってるんです。この作品はビジュアル的にすごくアーティスティックで、その世界観に溶け込めるほどのモノを私は持っていなくて…。中途半端になるなら、やらない方がいいかなと。

※『空の境界』…2001年に発表された長編伝奇小説。「直死の魔眼」という、あらゆるものを殺すことができる特殊能力を持った少女を中心に巻き起こる事件が描かれる。アニメ映画化され、その映像クオリティの高さで話題となった。


――コスプレをすると決めたら、すごく入り込みそうですね。

桂華:やるときは本気(笑)。まず、キャラクターの体型に近くなるように体づくりから始めます。例えば、水着とかボンテージ系の衣装を着るのであれば、野菜中心の生活に切り替えてとにかく絞りますね。私はモデルとしても活動しているので、割と普段から気を付けているんですけどね。コスプレに力を入れ過ぎて体調崩すこともあったり…。

――水着とかボンテージ系というとセクシーなイメージですね。

桂華:単純にエロいっていうよりは、その写真の世界観を伝えたいんです。だから、ヌードとかをやるにしても、セクシーさと同時にカッコよさも強調したい。そういう絵作りを目指していますね。男女問わず評価してもらえるものを作りたいというか…。まあ、平たく言うと、「ヌかせねえよ!」って感じですかね(笑)。

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