だが、時すでに遅し!! どれだけ強くつねってみても、精管を上り始めたザーメンを止めることはできなかった。
「も、もうダメ。い、イグよっ」
ディープキスしながら彼女にそう告げ、ラストスパート!
ふぅ。
射精した後も、ディープキスを続けた。そして、残り汁を絞り出すために、ゆっくりとピストンを再開させる。
愚息が小さくなりかけてから分かったのだが、腰を前後するたびに“ピチュンたぷチュン”とマンコの内部で音がした。つまり、マンコの中までグジョ濡れだったということだ。
「ありがとうね。すごく気持ち良かったよ」
「わ、私もすごく良かったです」
「でも、驚いたでしょ?」
「え?」
「入れた途端に発射しちゃったからさ」
「そ、そんなことないです。長く入れられるのが苦手なので、嬉しかったです」
「それなら良かった」
その後、シャワーを浴びてから、ふたりして帰り支度を始めた。
さて、どうしたものか…。
ゆっくりと着替えながら筆者は迷っていた。エッチのほうは可もなく不可もなしだが、無口すぎるミワちゃんのノリに少々疲れてしまったのだ。
何度も逢瀬を重ねれば少しは打ち解けてくれるのかもしれないが、その労力を費やす価値があるのだろうか?
そんなことを考えていると、ミワちゃんが下を向きながら小さい声で話しかけてきた。
「あ、あのぉ。ショーイチさん」
「ん? どうかした?」
「良かったら、また会ってくれますか?」
「え? こんな俺でいいの?」
「は、はい」
「もっちろん大歓迎だよ。でも、本当にいいの?」
「はい。き、今日のエッチ、今までで一番気持ち良かったです」
「ありがとう。そう言ってもらえて光栄だよ。次はもっともっと気持ち良くなってね」
「こ、こちらこそありがとうございました」
こうして、思わぬ形で再会を約束することになった。連絡先を交換後、ホテルを出て新宿駅の改札まで彼女を見送り、デートは終了した。
それにしても、女心というのは本当に不思議だ。最後の最後までノリが悪かったように見えたが、まさかミワちゃんの方から二度目のデートを提案されるとは。
まっ、それもこれも、全身全霊でマンコを舐める筆者の姿勢が評価された結果なのかもしれない。
やはり心を込めたクンニは、百の言葉を重ねるよりも相手の心に響くものなのだろうなぁ。
(文=所沢ショーイチ)