こうして、筆者が先にシャワーを浴びることになった。
浴室に入って数十秒もしないうちにシコって無事に発射。
ふぅ
これで早漏発射の事態は避けられるだろう。
その後、ゆっくり時間をかけて全身を洗い、床にザーメンがこびりついていないことを確認してから浴室を出る。
そして、クミちゃんがシャワーを浴び始めたところで、洗面台で歯磨きの準備をする。あくまで準備だ。歯ブラシを軽く水で濡らしてから、歯磨き粉を乗せる。その歯ブラシを手にするが、まだ口には入れない。
そこから耳を澄まし、彼女がシャワーを浴び終えるタイミングを逃さないよう注意をはらう。
ガチャ
クミちゃんが浴室から出ると同時に、歯磨き開始。そう、これは清潔感アピールの一環なのだ。
彼女がシャワーを浴びている最中に歯磨きが終わっていれば、その事実に気付いてもらえない可能性もある。だから、わざわざクミちゃんがシャワーを終えるタイミングを待ったのだ。
ちなみに、これは風俗遊びの際にも有効な作戦である。ディープキスが大好きな筆者は、こういった清潔感アピールを常に行い、より濃厚なサービスを楽しめる可能性を少しでも多く高めているのだった。
そんな筆者を見て、クミちゃんも歯磨きを始めた。
ホッと一安心する筆者。こちらが歯磨きする姿を見ても何も思わず、そのままベッドインしようとする女性もいる。しかし、クミちゃんにはこの作戦が通じたようで、彼女もまた清潔にしなければと考えてくれたのだろう。
こうして準備が整い、ふたりしてベッドに移動する。
「じゃあ、俺のほうから奉仕するね」
「は、はい」
軽めのキスをしながら、彼女が体に巻いていたバスタオルをゆっくりとはぎ取る。
中から現れたのは、スレンダー体型に相応しいBカップほどのオッパイだった。その小さい膨らみを優しく揉みながら、濃厚なディープキスを交わす。
「し、ショーイチさん」
「ん? どうしたの?」
「へ、部屋を暗くしてほしいです」
チッ
この時、室内の照明は明るいままだった。このままなし崩し的に事を運びたかったが、ココで“待った”がかかった格好だ。