その後、数回メールのやり取りがあり、あっさりと約束は成立した。
待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。久しぶりの18歳とのエッチに燃えていた筆者は、約束の10分以上も前に到着してしまった。
いったいどんなコが来るのだろう? こちらの写メは相手に送ったものの、向こうからは結局もらえなかったので、容姿はまったく分からなかった。
彼女のプロフィールページには普通のスタイルと書かれていたが、鵜呑みにすることはできない。もしかしたら、とんでもないオデブちゃんが来てしまうかも…。
不安になった筆者は、街行くオデブちゃんや不細工ちゃんを次々に脳裏へと焼き付けていく作業を開始。こうしておくことによって、少々のハズレ女性が来たとしても揺るがない心構えを作ることができるからだ。
そんな作業に没頭していると、筆者の携帯がブルルと震えた。確認すると、サイト経由でクミちゃんからメールが届いていた。
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いま、アルタ前に到着しました。
ショーイチさんはあとどれくらいで着きますか?
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まだ約束の時間より5分以上も前だったが、どうやら彼女も到着したようだ。このメールに返信することなく、周囲を改めて確認してみる。
イターっ!!!!!!!!!
あらかじめメールで聞いていた通りの服装の女性を発見。クミちゃんは普通体型ではなく、かなりスレンダーだった。ちょっと距離があったので、ゆっくりと近づいていき、顔を確認した。
むふーっ、か、可愛いじゃねぇかっ!!!!
スレていない感じで、清楚系の美少女だった。乃木坂46の生田絵梨花を彷彿させる、と言っても言い過ぎではないだろう。
これだから、出会える系サイト遊びは止められない!!
確かにハズレ案件の女性も多いし、援助交際デリバリー業者が数多くはびこっているのも事実だ。
しかし、少ないながらも確実に可愛いコは存在しているし、純粋にエッチを楽しみたいと思っている女性とのタダマンだって実現できるのだ。
たとえ何百回とハズレを引こうとも、諦めない限りいつかは絶対に当たりを引けるものなのである。
予想外の可愛さにドギマギしながら、クミちゃんの前に立った筆者は、優しい口調を心がけて声をかけた。
「お待たせ。クミちゃんだよね?」
「あ、はい」
「【イククル】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「ゴメンね。メールに返信しないで」
「い、いいえ。大丈夫です」
「じゃ、立ち話もなんだから歩きながら話そうか?」
「はい」