部屋に入り、会話を再開。
「さあやチャンは、どんなエッチが好きなのかな?」
「え?」
「俺は、とにかく女性に尽くすのが好きなんだ。だから、できるだけさあやチャンの望み通りのエッチがしたいんだけど」
「そ、そうですね。優しくラブラブしてくれるのが一番気持ちいいと思います」
「それだけ? 他にはないのかな?」
「強くされるのが苦手なので、優しくされるだけで十分です」
「了解。それじゃあ、絶対に痛くしたりしないから安心してね」
「はい」
その後、さあやチャンが先にシャワーを浴び、入れ替わりでも筆者も軽く汗を流す。そして、室内を可能なかぎり真っ暗にしてからベッドイン。
まずは、軽めのキスから。
ぐぬぬぬっ!!
いきなり面食らってしまった。にんにくの効いたパスタでも食べたのか、かなりのガーリック臭が彼女の口内から漂ってきたのだ。
チッ
筆者もにんにく料理は大好きだが、いつ女性とエッチできるか分からないので、常日頃から口臭ケアを怠っていない。顔面偏差値が低い身なので、己の努力で改善できる点にはかなり気をつかっている。
それなのに、このデブ、否、さあやチャンときたら、そうした気遣いがまったくできてなかった。
ハッ! あかん!!
この程度でイライラするなんて、筆者のアンガーマネジメントはかなり脆弱のようだ。
キスを早々に終えた筆者は、オッパイに集中することにした。母性溢れる乳房に顔を埋めれば、きっとこのイライラは霧散してくれることだろう。
フサフサフサ
手の平で優しく乳房を覆った瞬間、妙な感触が伝わってきた。
それは、乳房一面に生えた産毛だった。