こんなファーストメールを送信したところ、10分ほど経ってから返信が届いた。ここからはトントン拍子に話が進み、池袋で待ち合わせすることになった。
約束の5分前に待ち合わせ場所に到着すると、すでにミオちゃんらしき女性が立っていた。
目を凝らしながらゆっくりと近づいていく。彼女の体型は中肉中背で、可もなく不可もなしといった感じだ。
さらに歩を進めると、顔の造形が徐々に見えてきた。
び、微妙…
ミオちゃんの顔は、女優の平岩紙を一回り細長くしたような馬面系だった。普通の美的感覚の持ち主から見たら、間違いなくハズレの部類だろう。
しかし、筆者は違う。まだマンコの味や締まり具合も分かっていないのに、当たりハズレを勝手に判断するのは失礼というものだ。
一瞬心が揺らいだのも事実だが、すぐに気を取り直して彼女にゆっくりと近づいていった。すると、ミオちゃんもこちらに気づき、ペコっと会釈してきた。
「お待たせ。ミオちゃんだよね?」
「は、はい。そうです」
「さっき【ワクワクメール】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「こ、こちらこそよろしくお願いします」
「大丈夫? かなり緊張してるんじゃない?」
「は、はい。まだドキドキしてます」
「そりゃそうだよね。でも、安心して。俺って、女性の嫌がることが死んでもできない性格だからさ」
「は、はい」
「じゃ、どうしようか? このまま帰ってもらってもいいからね」
「えっ?」
「無理強いしたくないからさ、嫌だなぁって思ったら断ってくれて大丈夫だよ」
「え?」
「安心して。怒ったり、追っかけたりしないから正直に決めてくれる?」
「ぜ、全然平気です!」
「本当に? 送った写メの何百倍もエロそうでしょ、俺って? 見た目だけじゃなくて中身もエロエロなんだよ」
「は、はい。でも、本当に平気です」
「ありがとう。じゃ立ち話もなんだから、歩こうか?」
「はい」
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