「お、俺も、駄目! イク、イクよっ!」
3箇所を同時に攻めながら、腰を加速させる。
ふぅ。
こうして、ドクドクドクっと大量のザーメンをヒリ出し、無事フィニッシュ。
息も絶え絶えで、無言のままベッドの上でまどろむふたり。
その後、数十分ほど経ってから帰り支度を始める。
「あのぉ…」
シャワーを浴び、着替え終わったヨウコちゃんが、うつむきながら話しかけてきた。
「ん? どうしたの?」
「もしショーイチさんさえ良ければ、また会ってもらえますか?」
そう二度目のデートをおねだりしてくるヨウコちゃん。
いつもなら大喜びで応じるところだが、室内の明るい照明の元でヨウコちゃんを正視してしまうと、そんな気にはなれなかった。
だからといって、「NO!」と言うこともできない。
「うん。また都合がいい時に遊ぼうね」
「本当ですか?」
「本当だよ。またサイト経由でメールしてよ」
「は、はい」
携帯のアドレスを教えたくなかったので、“サイト経由で”と提案したのだった。
こちらの意図が伝わったのかは分からないが、ヨウコちゃんは明るく返事した。
その後、ホテルを出て、駅付近で別れてデートは終了した。
あれから1週間が経過したが、まだヨウコちゃんからのお誘いは届いていない。
もし、お誘いがきたらどうするべきか…。たまたま2日間くらい射精してないタイミングだったら、応じてしまうんだろうなぁ。
(文=所沢ショーイチ)