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お疲れ様です、ショーイチさん。
そんなことを言われたら…我慢できなくなっちゃいます…。
11月か12月くらいに行けるかもしれません。
予定を組んでみますね。
決定したら、またメールします。
しばらくお待ち下さい。
N子でした。
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つい先日まで処女だったN子ちゃんが“我慢できなくなっちゃいます”とまで言ってくれるだなんて。やはり心を込めた全力クンニが伝わっていたのだろう。
このやり取りをしたのは9月の中頃だったので、3回目のデートは最短でも1カ月半後になる計算だ。
N子ちゃんは地方在住なので、こちらからあまり無理は言えない。ここは大人しく彼女からの連絡を待つべきだろう。
そして、11月に入って間もない頃、N子ちゃんからメールが届いた。
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こんばんは、ショーイチさん。
●●県在住のN子です。
お元気ですか?
急激に寒くなってきましたが、風邪などひいていないでしょうか?
突然ですが、今月の1*日に会えないでしょうか?
特に用事はないので、何時でも構いません。
ショーイチさんに会いたいです。
ご検討をお願いします。
N子でした。
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N子ちゃんは、前回のメールでの“11月か12月くらいに行けるかも”という約束を律義に果たそうとしていた。
感激で胸を熱くした筆者はすぐに返信し、当日の待ち合わせの詳細を決めたのだった。
それにしても、待ち合わせ時間を“何時でも構いません”と言ってきたのは驚きだった。
過去2回のデートは、他に用事があって上京するので、その“ついで”といった感じだったので、待ち合わせ時間は彼女の都合に合わせていたのだ。
だが、今回はそうした別件の用事がないようだ。ということは、わざわざ筆者に会うためだけに…?
あれこれ想像しながら、指折り数えてデートの日を待つ筆者なのだった。
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