ファーストメールを送信してから5分ほどで、彼女から返信が届いた。そこからはトントン拍子で話が進み、待ち合わせが成立したのだった。
ちなみに、メール内の「5分後でも1時間後でもいつでも待ち合わせOKです!!」という一文は、筆者にとってキラーフレーズと言えるもの。
今すぐでも、ちょっと後でも会えるとアピールしておくことにより、女性側がこちらを“都合のいい相手”と認識して、キープしてもらえる可能性がグッと上がるのだ。
待ち合わせ場所は、新宿アルタから徒歩数十秒ほどのところにある大型靴屋の前となった。そして、ほぼ時間通りにエナちゃんらしき女性を発見した。
か、かわゆすなぁ…
身長は150センチ前後だろうか。ちっちゃくて、可愛いお人形さんといった感じ。顔立ちは子役時代の安達祐実を彷彿させ、まさにロリ可愛さ全開! 20歳ということだが、まだまだ余裕でJKの制服が似合いそうだった。
彼女を見た途端、頬の筋肉が緩みまくってしまう筆者。しかし、この下卑た笑顔を第一印象として覚えてもらっては困る。奥歯をきつく噛みしめて気合いを入れ直し、ゆっくりと彼女に近づく。
「こんばんは、エナちゃんかな?」
「はい。ショーイチさんですか?」
「うん。さっき【ワクワクメール】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はヨロシクね」
「は、はい。こちらこそよろしくお願いします」
会話しながら、ボディラインを舐めまわすように見る筆者。スレンダー体型で、体重は40キロあるかないかといった感じだ。
こりゃ久しぶりに、“駅弁ファック”ができちゃうんじゃね?
妄想を激しくしながら会話を続ける。
「俺ってこんな感じだけど、大丈夫かな?」
「え?」
「ほら、嫌だと思ったら遠慮なく断っていいんだからね」
「そんなぁ。全然平気です。むしろ安心したくらいですから」
「ホントに? 無理してない?」
「はい。ショーイチさんこそ、私でいいんですか?」
「もっちろんだよ!! エナちゃんみたいに可愛いコが来ると思ってなかったら、今、すっげぇ興奮してるんだ」
「こ、興奮ですか?」
「あっ、ゴメン。変な意味じゃないよ。予想外すぎて驚いているんだ」
「フフ、ありがとうございます」
「それじゃ、行こうか?」
「はぁい」
こうして、世間話しながらラブホ街に向かって歩き始めることに。
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