彼女に見える位置でコンドームをしっかり装着し、正常位の体勢で挿入する。
ハッ! この体勢はヤバい!!
室内の暗さに慣れた目が彼女の美形フェイスや美しいオッパイを捉えてしまい、視覚からの興奮がハンパなかったのだ。
ということで、数回ピストンしたところでチンコを引き抜き、後背位にチェンジすることにした。
ヘコヘコヘコ
バックで10秒ほどピストンしたところで、限界を迎えそうになった。このまま果てるべきか否か? 悩んだ後、チンコを引き抜き、ふたたび正常位で合体する。
なんとも慌ただしいが、やはり最後はエリちゃんの顔を正視しながらイキたかったのだ。
ふぅ。
正常位で腰を数回動かしたところで、あっけなく発射してしまった。
「ごめんね、全然我慢できなかったよ」
「だ、大丈夫です」
「久しぶりのエッチだったから、すごく溜まってたんだ」
さっき浴室で発射したばかりなのに、真っ赤なウソをつく筆者だった。
埼玉のほうまで帰宅する彼女の終電が近づいていたので、この日のデートはここで終了となった。
連絡先を交換し、西武新宿駅の改札口まで彼女を見送った筆者は、同駅の南口にある喫煙所に向かう。
喫煙所に着くと同時に、エリちゃんからメールが届いた。
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ショーイチさん、今日は本当にありがとうございます。
実は私、エッチでイッたのは初めてでした。
それと、こんなに優しくエッチしてもらえたのも初めてでした。
今日お相手してくれたのがショーイチさんで本当に良かったです。
また私と会ってくれますか?
思い出してたら、今すぐ会いたくなっちゃいました(ハート)
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タバコを吸いながら携帯の画面を見てニヤニヤしてしまった。こういうことがあるから、出会える系サイト遊びは止められないのだ。
すぐにエリちゃんへ返信メールを送り、紫煙をくゆらせる筆者なのだった。
(文=所沢ショーイチ)