その後、入れ代わりで筆者もシャワーを浴び、いよいよベッドイン。
「じゃあ、俺のほうから攻めるけど、痛かったりしたらスグに教えてね」
機嫌を損ねないよう、できるだけ下手に出る。
可愛いコ相手に下手に出る行為は筆者の大好物だが、醜い肉塊に対して自分を卑下するのはかなり屈辱的だった。
これは確かにトラウマになってもおかしくないだろう。
ハっ! いかん、いかん。こんなマイナス思考をしていては、事を終えるのに時間がかかってしまいそうだ。この地獄のような時間から抜けだすために、もっと己を鼓舞せねばなるまい!
オッパイちゃん、オッパイちゃん、おっパぁいちゃん!!
あらぽん似の顔や異様に太いふくらはぎのことを忘れるため、オッパイに集中することにした。
軽めのキスを終え、バスタオルをはぎとると…。
な、なんじゃコリャあああぁぁぁぁっ!!
その生き物のふくらはぎを目にした時以上の衝撃だった。ヘソ周りの腹が尋常ではないくらい膨らんでいたのだ!
土左衛門のようなそのウエストのサイズは、1メートルを越えていそうだった。筆者の1.5倍以上は余裕であったので、130センチといったところだろうか。スリーサイズで表すと、上からB90・W130・H90(cm)といった感じ…。
お、オエッっぷ。
本日2度目の吐き気が襲ってきた。ただただ気持ち悪い。
過去に臨月間近の妊婦さんとエッチしたこともあるが、アレはアレで可愛らしくもあり色っぽくもある。しかし、目の前のこの生き物からは、色香といったものがまったく感じられなかった。
さすがはヘルモードだ。並大抵のゲーマーなら、クリアできない腹いせに糞ゲー認定していたところだろう。
筆者は、吐き気をこらえながらオッパイ愛撫を始めた。
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