「ところでさ、リンコちゃんはどんな体位が好きなの?」
「うーん、一番は正常位ですけど、後ろからされるのも好きですね」
「そっかぁ。じゃあ、2回目はバックでしてあげるね」
「え?」
「ほら、俺はもう十分復活しているからさ」
フル勃起している愚息のほうを指差しながらそう告げ、ディープキスを仕掛ける。そのまま耳舐めを再開し、同時に乳首クリクリ攻撃だ。
その後、シックスナインの体勢で互いの性器を舐めあってから後背位で挿入。
クーッ、この体勢でのハメ心地も最高だ!
正常位の時とはまったく別の感触が愚息を襲ってきた。さっきも十分過ぎるくらい気持ち良かったが、バックだと締めつける位置が変わるので、とても新鮮だ。
しかし、その快感に負けてまたもや早漏発射するわけにはいかない。こんな上玉相手にエッチできる機会はそうそうないのだから、とことん楽しまなければ!
貧乏性の筆者はそう考え、ゆっくりと腰を振ろうとした。だが、リンコちゃんがそれを許してくれなかった。
ビターン、ビビターン!!
四つん這いになりながら身体を前後に揺すって、ピストン運動を促してきたのだ!
女性にここまでされたら、逃げるわけにはいかない。
覚悟を決めた筆者は、ガシッと彼女の腰を抱え、お望み通りの激しいピストンをお見舞いしてやることにした!
ふぅ。
高速ピストンを開始して、わずか数分ほどで果ててしまった。だが、なんとかリンコちゃんも絶頂に達してくれたので、ホっと一安心。
その後、帰り支度の最中に連絡先交換を行い、再会を約束することに成功。そして、駅の改札付近まで彼女を見送って、この日のデートは終了となった。
大満足のデートだったが、今から考えると後悔すべき点がたくさんある。
なぜ、もっと時間をかけてピストンできなかったのか!
なぜ、リンコちゃんの肛門をフヤけるくらい舐めてあげなかったのか!
出し惜しみすることなくもっと愛撫しまくっておけば、彼女の方から再会をおねだりしてきたかもしれないじゃないか!!
残念ながら、二度目のデートが実現する可能性は低いだろう。そんなワケで、当分の間はウジウジと後悔しそうな筆者なのだった。
(文=所沢ショーイチ)