待ち合わせ場所は、池袋駅地下街にあるイケフクロウの前。本当は北口階段を上って地上に出たところで待ち合わせしたかったのだが、彼女があまり地理に詳しくないということだったのでココに決めた。
人混みに紛れながら彼女の到着を待っていると、約束の時間より数分早くカスミちゃんらしき女性がやって来た。
グヌぬヌヌヌっ
実に微妙な容姿である。骨太というか小太りといった感じの体型で、柔道着が似合いそうな感じだ。
顔はというと、お笑いコンビ・たんぽぽの白鳥久美子を柔和な雰囲気にした具合である。
一目見た瞬間に回れ右したくなったが、ここで逃げては男が廃る。体型や顔なんてものは女性の本質ではない。チンコを優しく受け入れてくれるマンコがあれば、その他のことは些細なことなのだ。
ムグっと奥歯を噛みしめ、覚悟を決める筆者。ゆっくりと彼女に近づき、声をかける。
「こんばんは、カスミちゃんかな?」
「あ、はい。そうです」
オロっ? こいつパイオツがカイデーじゃネ!?
カスミちゃんが軽くお辞儀した時、胸のふくらみがボヨヨヨォンと弾みまくっていたのだ。
途端にご機嫌になってしまうオッパイ星人の筆者。
「さっき【イククル】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「ここじゃちょっと話しにくいから、とりあえず移動しようか?」
「は、はい」
いくらオッパイが大きいとはいえ、彼女の容姿はイマイチである。自分の不細工さを棚にあげるのも恐縮だが、カスミちゃんとふたりでいるところをあまり人に見られたくないという計算が働いてしまった。ひとまず、北口階段に向かう。
「今日は久しぶりのエッチなんでしょ? 最後にしたのはいつなの?」
「だいたい3カ月くらい前ですかね」
「そっかぁ。その間、大変だったんじゃないの?」
「そうでもないです。でも、昨日あたりからなんかスイッチが入っちゃって…」
「急にムラムラしちゃったんだ?」
「は、はい」