クンニを止め、「そろそろ入れさせてね」と声をかけてからコンドームを装着。
そして、正常位の体勢でゆっくりと愚息をネジ込んでいく。
ラブラブエッチが大好きな筆者は、上半身を密着させて抱きしめあいながらの正常位に目がない。しかし、この時ばかりは違った。
汗だくのレイナちゃんと肌を密着させるのに躊躇してしまったのだ。我ながら青臭い話だが、常軌を逸した発汗量だったので仕方あるまい。
上半身を起こし、彼女の足を抱えながら腰をせっせと振り始める筆者。
ピチュっぷ、じゅぷピュル
結合部からはなんとも卑猥な音が聞こえてきた。
ここで、筆者の悪い虫が騒いでしまった。
け、結合部をガン見しながらピストンしてぇ!!
抱えていた彼女の足を開き、結合部を露わにする。
ヅーーーーーン!!
その途端、結合部からトンデモない悪臭が漂ってきた。自己暗示で嗅覚をオフにしていたが、所詮は自己暗示でしかない。頭部を強打して気絶していても、この匂いを嗅いだら瞬時に覚醒するに違いあるまい。
汗と愛液が混ざっただけで、果たしてココまでの悪臭になるものだろうか?
目をシバシバさせながら、さらに結合部を凝視すると、筆者の愚息の根元には、ヨーグルトを思わせる乳白色の固形物がコビりついていた。
マンコの中で分泌された“おりもの”のようだ。それが入り混じったせいで、鼻がヒン曲がりそうな匂いを発していたのだろう。
まっ、よくあることだぜ…
女性ホルモンの分泌がピークを迎えているであろう年頃のレイナちゃんにとって、これは極めて普通の生理現象だ。
開いていた彼女の足をソッと閉じ、両足を胸の前で抱えて、ピストンを継続する。
その両足も汗でビチョビチョだったが、一心不乱で腰を振り続ける。
ふぅ。
挿入してから、なんとか5分ほどで無事に発射することができたのだった。
いつもなら、射精後の余韻を味わうために腕枕でもしてピロートークするところだ。しかし、汗まみれのレイナちゃんと体を密着させる気分にはならなかった。
「じゃ、先にシャワー浴びておいで。俺も後で浴びて、帰り支度するからさ」
そう言い放ち、照明のスイッチを調整する筆者なのであった。
その後、あまり会話も弾まないままホテルを出て、その場で別れの挨拶をして、この日のデートは終了となった。
女性の身体からにじみ出る液体は大好きだが、今回ばかりはとにかく度を越していた。
連絡先交換も行わなかったので、二度とレイナちゃんと会うことはないだろうなぁ。
(文=所沢ショーイチ)